
【明治 きのこの山】祝50周年!原点はアポロ?「たけのこ」との激闘…国民的お菓子の歴史を徹底ガイドの画像一覧
日本のお菓子の中でトップレベルの知名度を誇る明治「きのこの山」。今年で発売年から50年を迎え、名実ともに世代を超えて愛されるお菓子と言えるでしょう。その偉業を称え、「きのこの山」の素晴らしさをあらためて掘り返したら、ファンを魅了する推しポイントがたくさん見つかりました!この記事では、気になる「きのこの山」50年史を中心にピックアップ。誕生秘話からライバル「たけのこの里」との切磋琢磨まで……ぜひチェックしてみてください!
発売当時は革新的!唯一無二のチョコスナック

明治
きのこの山
実勢売価¥263(税抜)
チョコレートをきのこのかさに、クラッカーを軸に見立てたチョコスナック。カカオが香るチョコレートと優しい甘さのチョコレートの2層構造は、クラッカーのさくさく食感と絶妙なバランスで食べ始めると止まらなくなる。ちなみに開発当時は、チョコレートとスナックがひとつになったチョコスナック菓子はまだ珍しい時代……。社内でも「気に入ってもらえるのだろうか?」と反応は芳しくなかったという。
しかし、「きのこの山」は発売後すぐに爆発的ヒットを記録し、テレビCMを流すまでの人気に。「きのこの山」のデザインは、2018年に立体商標として特許登録が認められているとのこと。食品の形状が商標として認可されるのは珍しく、「きのこの山」のユニークさと知名度の高さが裏付けられたかたちだ。
「チョコレート好きな自分にとっては、たけのこよりもチョコの量が多いきのこを推すようになったのは必然。適度な歯ごたえも好き♪」(ライター・金山靖さん)
「見た目がかわいいのと、軸があるから持ちやすいこと、チョコだけかじったりできるところも好き。だからずっときのこ推しです」(モデル・タカシさん)
「実はたけのこ推しからの転身派です。大人になってクラッカーのおいしさとチョコのビターな味わいがわかるようになりました!」(編集部・浅野)
ドラマチックな「きのこの山」50年史
商品化までの道のりや総選挙での2連敗など、意外と山あり谷ありな道を歩んできた「きのこの山」。そんな50年の道のりを知れば「きのこの山」がより一層味わい深くなるはず!
最初のアイデアは1970年、アポロチョコがベース
アポロチョコの今後を検討する際、スナックをつけてきのこ形にするアイデアが生まれた。しかし当時は賛否両論。発売までに約5年かかっている。
1975年 「きのこの山」が発売!
親しみやすさのあるネーミングと里山風のパッケージが、見る人の郷愁を誘う。当時の時代性にもマッチし発売直後からヒット。
1979年 「たけのこの里」が発売!
「きのこの山」の好調を受けて開発された姉妹商品。サクサクのクッキー生地や甘めなチョコレートなど、スナック感が若干強調されている。
2001年 「きのこ・たけのこ総選挙」キャンペーンが開催
インターネットが一般家庭へ急速に普及していった時代。ネット上できのこ派たけのこ派論争が盛り上がっていたことがヒント。たけのこ党が勝利した。
2003年 チョコが2層構造に変化!
「きのこの山」はカカオ香るチョコレートとミルクチョコレート、「たけのこの里」はカカオのミルクチョコレートとまろやかなミルクチョコレートを使用し味わい深さアップ!
2008年 「きの山さん」が登場!
さまざまな場面で「きのこの山」のPR活動を担当するキャラクター。公式HPには絵描き歌もある。
2016年 8月11日を“きのこの山の日”として制定
国民の祝日「山の日」である8月11日に便乗するかたちで制定。一応、2つのかさを上から見ると「8」、軸を2本並べると「11」に見えるからという根拠もあるとか……。
2018年 総選挙でたけのこ党が勝利
きのこ党・たけのこ党・どっちも党それぞれがマニフェストを発表するなど、より選挙風味が強いイベントとして開催。約1,600万票が集まった。
2019年 国民総選挙開催!新きのこ党がついに初勝利
松本潤党首の「新きのこ党」と美輪明宏党首の「新たけのこ党」が激闘! 「新きのこ党」の勝利後、両党はノーサイド協定を締結。長いきのたけの戦いに終止符が打たれた。
2025年 「きのこの山」が発売50周年!
今も「きのこの山」は進化中。新フレーバー「宇治抹茶」ときのこの山が手作りできる「作ろう!きのこの山」をレギュラー発売中。
