「稽古なしでのぞんだ」木下の奮闘に驚きの声

その翌日から、彼女を喜ばせようと、マジックやけん玉の練習を始める石田。黒子が手にしたカレンダーの動きに合わせ、日に日に上達していく様子が描き出されると、最初は笑っていた観客も、いつしか石田を応援する気持ちでステージを見つめていました。

しかし、デートに誘ってけん玉やダイススタッキング、バランス芸を見せようとするも、不運が続いて失敗ばかり……思わず家に逃げ帰った石田は、すべてをシャットアウトしてVRゲームに没頭。果たして2人の仲はどうなってしまうのでしょうか。

ゲーム内の設定で、本気モードの殺陣が飛び出す場面も挟みつつ、最後は心がポッとあたたかくなるようなハッピーエンドに。石田と綾野がいい感じになるシーンで、何度も木下扮する母親が乱入するなど、どこまでも笑いたっぷりで楽しませるとともに、黒子が“CHALLENGE”から文字を外していくと“CHANGE”になる──そんな粋な演出で、ステージは幕となりました。

エンディングでは全キャストがステージに並んで、客席に挨拶。二度目のカーテンコールで石田は、「エディンバラの公演からパワーアップして帰ってきました。また海外で挑戦していきたいなと思います」と宣言して拍手を浴びます。また、木下はウエスPの代演として急遽、出演が決まったことが明かされ「稽古なしで挑んだ」という裏話には驚きの声が。「ずっとお腹が痛かった」とホッとした表情の木下に、石田は「大変なことを乗り越えてくれた」と改めて感謝していました。