●並ばずに済む、アプリ一つで買い物が完結する「ポケットレジ」
今回オープンするカインズ 吉川美南店は、「発見と体験にあふれた、くらしの庭へ。」をコンセプトに、第3創業期として取り組んできたさまざまな施策を盛り込んだ、次世代型店舗となる。
同社がこれまで取り組んできた、快適でスピーディーな買い物を実現するさまざまなデジタル施策を結集させ、これまで以上にストレスフリーで快適な買い物体験の提供を目指している。
具体的には、「CAINZ Mobile Store」「スマートフロアナビ」「ポケットレジ」「デジタルオーダーコーナー」「CAINZ PickUp Locker」などが導入される。
「CAINZ Mobile Store」は、会計時のわずらわしさをなくして、スピーディーに買い物を楽しめる24時間営業のレジレス無人店舗。カインズ 吉川美南店の営業時間外でも、一部商品の購入を可能にする。
「スマートフロアナビ」は、探している商品がどこにあるかを質問すると、音声とMAP表示で売り場を案内してくれる。
「ポケットレジ」は、レジに並ぶことなくアプリ1つで買い物が完結するサービス。カインズアプリに支払いカードを登録して、来店客が自身で商品をスキャンしておくと、買い物の終わりにゲートを通過するだけで決済が完了する。
「デジタルオーダーコーナー」では、店頭に12台、各コーナーに7台設置された電子カタログから、ほしい商品を検索できる。店舗にはない商品の注文も可能となっている。
「CAINZ PickUp Locker」は、カインズアプリやオンラインショップから商品の注文、取り置きができる「CAINZ PickUp」の専用ロッカー。店舗の営業中だけでなく、営業時間外でも事前決済が完了していれば商品を受け取れる。
店内には、日用品、ペット用品、インテリア、グリーンといった約7万7000点の商品を取り揃える。展示見本や試用品を豊富に用意しているので、触感やサイズ感、香りなどを確かめられる、リアル店舗ならではの体験を提供する。
さらに、各種サービスをすべて兼ね揃えたペットコーナーや、幅広い商品ラインアップと修理サービスを備えたサイクルコーナーといった、ライフスタイルに寄り添う専門サービスも充実している。
売り場は、観葉植物を中心としたグリーンと、アクアが融合した「自然と共にあるくらし」をテーマに、水と緑の融合が織りなす癒しの空間を演出する。
豊富な展示見本やお試しができるコーナーが充実し、部屋の雰囲気や理想とするくらしにあわせて、納得のいくまで商品を選べる。また、修理相談が可能なサイクルコーナーや気軽に専門スタッフに相談ができるリフォームコーナーといった、専門コーナーも充実する。
あわせて、社会性を学べる「ようちえん」、一緒に楽しむ「フォトスタジオ」、毎日のケアをサポートする「トリミングサロン」によって飼い主とペット双方の想いに寄り添い、ペットとのくらしを一貫してサポートしてくれる。
吉川美南駅東口から、カインズ 吉川美南店の店舗入り口までの道沿いに広がる「くみまちひろば よしかわ」には、カインズアプリで簡単に予約・入場可能な「スマートドックラン」を設置し、愛犬との時間を楽しく過ごせる。さらに、店内で焼き上げるマフィンが人気のカフェ「CAFE BRICCO」を併設する。また、平時は休憩用ベンチで災害時には炊き出しに使える「かまどベンチ」を、「カインズ」としてはじめて設置することで、地域と連携した防災拠点の役割も担う。
さらに、居心地よい店舗空間の実現や防災拠点としての機能、地域交流の活性化、地産地消といった地域のくらしに寄り添う様々な機能や工夫を施しているほか、カインズが吉川市と締結した「包括連携協定」に基づいて、カインズ 吉川美南店を起点に環境、防災・災害対応、地域産業振興、教育・子育て、安全・安心など、幅広い領域で吉川市と共創・連携していく。
中2階には、地域住民が気軽に立ち寄れる開放感あふれるオープンな空間と、遮音性・遮蔽性を備えたクローズドな空間を併せ持つ、地域住民の多様な活動ニーズに応える地域コミュニティの活動拠点を目指す「くみまちコミュニティスペース」も設置される。
そのほか、地元の農業生産者が育てた新鮮な採れたて野菜を販売するマーケット「くみまちマルシェ」も設けられ、形はふぞろいながら味は確かな旬の野菜や、知られざる地域のおいしい特産品といった、多彩な商品を取り揃える。野菜だけでなく、吉川市産のお米(吉川のしずく)を玄米で販売する。
カインズ 吉川美南店は、照明のLED化など省エネルギー化の工夫と、再生可能エネルギーの導入を組み合わせることで、店舗の合計エネルギー使用量を通常の建物と比較して64%まで削減し、ZEB Ready認証を取得している。屋上には太陽光パネルを設置して、店舗で使用する電気の約10%を創出するとともに、残り約90%の電気も再生可能エネルギーを使用することによって、CO2排出実質ゼロ店舗(CO2フリー店舗)を実現した。さらに、店舗屋上の一部に植栽を設置した屋上緑化や再生材を使用するほか、駐車場には低温で製造された低炭素アスファルト材を使用するなど、持続可能な店舗づくりの取り組みを進めている。

