最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
EOS後の波は終わらない! レノボが語る「AI PC」普及の現実解

EOS後の波は終わらない! レノボが語る「AI PC」普及の現実解

●店頭で触って理解、体験設計が購買を動かす


――「AI PCを買いたくなる」と意識させるマーケティング施策は?
三島 体験が最短距離です。AI PCは、これまでのPCよりも価格が高くなっています。言葉だけでは、価格がプラスになったことを納得させづらい。だから「Copilot」(マイクロソフトのAIアシスタント)で絵を描く、リアルタイム翻訳、オンライン会議の最適化など、店頭で触れるイベントを重ねています。ショッピングモールで、ビジネスパーソンやファミリー向けの体験イベントも実施しました。
趙 ビジネスパーソンと学生をメインターゲットに、それぞれの利用シーンを徹底的に訴求しています。例えば、学生に「電源がない状況での授業でもバッテリーの持ちを最適化」といったハードウェア側の制御メリットを、ビジネスパーソンに「見えない手間の削減」などです。また、主婦層には家事の合間の効率化などを具体化して伝えています。

●日本固有の壁を越える、検索文化と国産嗜好


――日本市場特有の課題は何ですか。また、その課題をどう乗り越えますか。
趙 日本は国産PC嗜好が依然として強く、また検索文化(単語検索)に慣れているため、AIチャットの文章活用がまだ一般化していないと判断しています。さらに、AIの言語学習データでは日本語が2バイト言語としてハンディを負いがちです。ここを店頭体験と使い方の具体化で解決していきます。
三島 実際、今年前半は国産ブランドのデマンドが高かったといえます。市場では、国産のシェアが6~7割に達した局面もありました。ただ、AI PCは「ローカルで安全に個人情報を管理できる」というPCならではの強みがあり、スマートフォンでは実現できない価値を訴求できる。ここが普及の突破口になると考えています。
配信元: BCN+R

提供元

プロフィール画像

BCN+R

BCN+Rは、世の中のリアルを速く、正しく伝えるニュースサイトです。デジタル家電、グルメ、マネー、ヘルスケア、ライフスタイルの最新トレンドを発信し、デジタルで便利な暮らしを応援するメディアです。

あなたにおすすめ