コスプレイヤーのなそさんがX（旧：Twitter）に投稿した、『鬼滅の刃』伊黒小芭内のコスプレ写真が大きな反響を呼んでいます。
【画像】え…っ！「躍動感ヤバい」「合成じゃないの？」 こちらが『鬼滅の刃』伊黒小芭内の“空中戦闘シーン”再現コスプレです（4枚）
アクロバティックなコスプレに驚愕
木々のなかでワイヤーを使い、エビ反りで宙吊りになった躍動感あふれる一枚は、まるでアニメのワンシーンを切り取ったかのようで、一瞬「合成では？」と疑ってしまうほどの完成度の高さです。キャラクターへの深い愛と撮影への情熱が詰まったこの作品について、なそさんに制作秘話を伺った。
――コスプレを始めたきっかけ、これまでのコスプレ歴を教えてください。
実は中学生の頃からコスプレはしていたのですが、社会人になってから仕事が忙しくてコスプレ活動は終了していました。しかし、誘われて観た『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』きっかけに、作品に見事にハマってしまい、コスプレ活動を再開したんです。
――普段はどんなコスプレ活動をしていますか？
現在のメインジャンルが『鬼滅の刃』なので、ロケ撮影が多いです。日本は四季が美しい国なので、四季折々の情景とともにキャラクターの解釈を当てはめて撮影してもらったり、キャラに合わせて踏動感のある写真を撮影してもらったりが好きです。また、たくさん撮影してもらった写真をSNSへアップするだけではもったいないので、季節や時期ごとに撮りためた写真をまとめた写真集を、イベントで領布することもしております。
――『鬼滅の刃』との出会いを教えてください。今回、小芭内のコスプレをしたきっかけはなんだったのでしょうか？
「週刊少年ジャンプ」連載当時から家族がだいぶ騒いでいましたので（笑）、知ってはいたのですが、当時コスプレ活動はやめて落ち着いている時期だったので見ないようにしていました（笑）。
見たら絶対またコスプレしたくなってしまうので……でもダメでした。無限列車に乗車してしまい、そこからまたコスプレ再開するまでが一瞬でした。 『鬼滅の刃』のコスプレはかれこれもう4年以上続けていますが、キャラクター最推しの小芭内さんに絞ってキャラの解像度を可能な限り高めたいと考えて活動しています。今回の撮影もその中の1枚になります。
――今回のワイヤー撮影を活用したコスプレ撮影について教えてください。実際にコスプレするにあたって工夫した点、大変だった点は？
小芭内というキャラについては、柱稽古編から彼がクローズアップされることも多くなり、「キャラへの解像度をもっと高めた撮影がしたい！」と常々思っておりました。でも彼の攻撃スタイルや実際に斬りかかっているシーンの撮影は、当たり前ですが生身の人間がやろうとすると構図もポージングも限界があるんですよね。
そんななかで、今回のロケ地である「自然東沢」（X：@YiINs）にて、ワイヤー撮影ができるということを知って「これだ…っ！！」といった感じで迷わず撮影予定を入れました。
ワイヤーでのコスプレ撮影は過去に1回経験しているので、「まあ今回も問題ないだろう！」と思っていましたが、東沢さんでのワイヤー撮影はあらゆる方向に吊ってもらえるので、肉体的な負荷はありますが、さまざまなポージングにチャレンジでき、非常に貴重な体験ができて楽しかったです。
そして、一番大切なのがカメラマンさんとの連携になると思うのですが、今回の1枚は仰向けの宙吊り状でエビ反りしてポージングをとった状態でした。ある程度の時間静止してなくてはなりません。これを的確な指示と素早い構図作り＆その瞬間にシャッターを切るということ、そしてアシスタントをしてくださる方との連携プレーにより完成できた1枚になります。
カメラマンの「Arthur（アーサー）」さん（X：@Arhur.Gray）とアシストしてくださった東沢さんの女将さんにとても感謝しています。
――撮影で印象に残っている記憶はありますか？
当日2着の撮影予定でした。最初にコラボ衣装の撮影をしてから、最後にワイヤーを予定していたのですが、ワイヤー撮影は体力持って行かれてしまうので最初にやりましょうということになり、「やっぱり最初にワイヤーやっていて良かったな」と（笑）。
吊られているだけであれば、大丈夫なんですよね。ただ、ここから表情を作ってポージングして一定時間静止してなければいけない。だいぶ体力を持っていかれて疲れました。それでも今回のワイヤー撮影の目的である「小芭内が空中で斬りかかっていくシーンの撮影」が自分のなかでの解釈を完璧に再現できたためとても満足しています。
まだチャレンジしたい構図やポージングがたくさんあるので、またリベンジしたいと思っています。ありがとうございました！！