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【全日本】ドラゲー・加藤が全日本に“復讐”宣言、ISHINとアジアタッグ挑戦要求 MUSASHI&吉岡も受諾

【全日本】ドラゲー・加藤が全日本に“復讐”宣言、ISHINとアジアタッグ挑戦要求 MUSASHI&吉岡も受諾

『世界最強タッグ決定リーグ戦2025』後楽園ホール(2025年12月10日)
○加藤良輝&菊田円&ISHINvs安齊勇馬&斉藤ジュン&“ミスター斉藤”土井成樹×

 DRAGONGATE所属の加藤が入門テストで自分を落とした全日本に“復讐"を宣言。ISHINとのコンビでアジアタッグ挑戦を要求すると、王者のMUSASHI&吉岡が受諾し、両チームの対戦が決定的となった。

 DRAGONGATEの菊田は今年のチャンピオン・カーニバルに出場。4勝4敗の結果を残した。その後、菊田はDRAGONGATEマットでドリームゲート王座を戴冠。ユニット・我蛇髑髏も結成し、DRAGONGATEの中心に立った。

 そんな菊田が今大会に向けて、「俺は2025年に1つだけやり残したことがあるんだよ。それはな、このドリームゲートチャンピオンとして、全日本プロレスに凱旋することなんだよ」と全日本再侵攻を宣言。ISHIN&加藤を引き連れて約7ヵ月ぶりに出場することに。12・31代々木大会で三冠王者・宮原に挑む安齊、同じく大みそかに潮崎と対戦するジュン、DRAGONGATEにも出場している土井が迎え撃った。

 のっけから我蛇髑髏が奇襲を仕掛けて、大乱闘で幕開け。ISHINは11・17土井成樹25周年興行に続き、ジュンに相撲勝負を仕掛けるが、裏切ってカニバサミを繰り出してブーイングを浴びた。怒ったジュンが巻き返したものの、我蛇髑髏は土井に照準を合わせて、一方的に痛めつける展開となった。

 しかし、ジュンが立て直しに成功すると、その流れに乗って安齊が登場。チャンピオン・カーニバル公式戦で敗れている同い年の菊田と対峙する。まずは安齊が串刺しジャンピングエルボー、串刺し延髄ジャンピングニー、フロントスープレックスと躍動。エルボー合戦になってもニーアッパーをぶち込むが、菊田もすぐさま挽回し、ラリアットを振り抜いた。即座に動いた安齊が投げ捨てジャーマンで反撃したものの、負けじと菊田もヒップアタックで返答。両者大の字に。

 両軍代わると、ISHINの援護を受けた加藤が土井に猛攻。連続攻撃でたたみかけると、菊田&加藤のダブルフロントハイキックもさく裂した。安齊が急行すると、呼応した菊田がヒップアタックをズバリ。安齊もジャンピングニーでやり返したものの、その安齊をISHINが急所蹴りで排除する。調子に乗ったISHINはジュンにも急所蹴りの構え。読んだジュンはフロントハイキックで蹴り倒すと、加藤とチョップ合戦を展開したものの、加藤がバックフリップで押し勝った。土井は丸め込みで逆転勝利を狙ったものの、肩を上げた加藤はラリアットで鎮圧。最後はカデーレ・ルナで3カウントを奪った。

 我蛇髑髏が全日本マットで快勝。ドリームゲート王者の菊田は安齊とにらみ合った。

 試合後、マイクを持ったISHINは「俺たちがDRAGONGATE最強ヒールユニット我蛇髑髏だ。初めての全日本プロレス、どんなもんかと思ったら、選手もファンも大したことねえな」とアピールしてブーイングを浴びると、「我蛇髑髏の正式パートナーである加藤良輝が全日本プロレスに言いたいことがあるみたいだからな。耳の穴かっぽじいてよく聞いとけ」と加藤にマイクを渡した。

 加藤の口から出たのはまさかの告白だった。「今回は個人的な話からいかせてもらう。俺はある男に全日本プロレスの入門試験を落とされているんだよ」と語り出して大きなどよめきを巻き起こすと、「その後、俺はもう1つの夢だった警察官になり、今ここにいる。俺が働いていたのは長野県松本市。まあ、全日本プロレスには関係ない話だけどよ」と意味深に語ってニヤリ。さらに、「長野県はとてもいいところだ。景色もいい。飯も美味い。ただ、出身者のヤツはそうとは限らない。知っての通り、長野県は車社会のわけだ。毎日毎日何件も何十件も交通事故を処理している。俺の仕事もままならねえわけだ。まあ、これも全日本プロレスには関係ない話だったな」とスレスレのトークを展開した。

 場内がざわめく中、「ここからが本題だ。俺が今日ここに来た理由、それは俺を落とした全日本プロレスへの復讐だ」と復讐宣言。「何の因果かここに立ってる。現在DRAGONGATEの加藤良輝として、全日本プロレスファン、全日本プロレス所属選手にできる最大の仕打ちはベルト巻くことだろ? まあ、正直何のベルトの価値とかわからねえけどよ、まずは手始めに俺とISHINで、ISHINの大好きなジャイアント馬場が巻いたことのあるアジアタッグに挑戦させろ!」とぶち上げた。そして、「おい、アジアタッグのチャンピオンチーム。こんだけ外敵の若者にウダウダ言われて、出てこないわけないよな」と王者のMUSASHI&吉岡をリングに呼び込んだ。

 王者を前にした加藤は「調べたところによると、あなたたち生え抜きじゃないみたいですね。そのベルトに本当に愛着あるんですか? 勢いだけでベルト獲っちゃったんじゃないですか? 勢いだけなら俺たちでも巻けるんじゃねえ」と徹底的に挑発した。

 それを受けて、MUSASHIは「お前らよ、俺たちのことわざわざ呼び出して、なにを言うのかと思ったら、生え抜きじゃねえとか、気持ちがねえとかなに言ってんだよ。俺とせーちゃんは全日本プロレス大好きなんだよ」と断言。怒りをぶつけるのかと思いきや、「そんなお前らがこのベルトに挑戦できると思ってるのか……いいじゃん! いいじゃん! やろうよ、やろうよ。熱いね! 早く言ってよ!」と笑顔で快諾した。

 「いきなりこの日にやらせろよなんて言いにくいよね。任せて。俺が全日本プロレスとPWFにしっかり言っておくよ。だから、やろうよ」と挑戦者の挑発を先回りして話を進めると、「やりたいでしょ、せーちゃんも。この2人熱いもん。いきなり全日本のリングに来て、アジアタッグに挑戦させろなんて言えないよ、普通。決定だ」と戸惑う吉岡にも強引に承諾させる。ISHINに「決めとけ」と言われても、MUSASHIは「任せとけ。やらないなんて言わせない」と反発せずに受け入れて、両軍の対戦が決定的となった。


【試合後の菊田&ISHIN&加藤】

▼ISHIN「OK、OK、OK。おい、全日本プロレス。菊田円がドリームゲートチャンピオンとして全日本プロレスに帰ってきたぞ! そういうことだ、オラ。それから加藤良輝が言ったみたいに、俺たちチーム204kgがむーちゃんせーちゃんの持つアジアタッグに挑戦するぞ。あいつらがむーちゃんせーちゃんならよ、おれたちはいっちゃんよっちゃんで挑戦してやる。おい、アジアタッグ、生え抜きじゃねえお前たちが巻いているところでな、アジアタッグのベルトが巻いてる…泣いてんだよ、コラ。噛むことだってあるんだよ! 噛んじまったら、最後良輝が喋るぞ」

▼加藤「おい、まずはここからだ。ここからが俺の復讐だ。全日本プロレスで俺を取らなかったことを後悔させてやる。DRAGONGATEの加藤良輝が全日本で暴れる姿を楽しみにしとけ」

▼菊田「おい、ドリームゲートチャンピオンの菊田円が全日本プロレスに凱旋したんだ。おい、あいつは誰だ? ビッグマック安齊、なにしてんだ。ビッグマック安齊! ビッグマック食ってんのか、お前は? まあ、いいや。お前、三冠戦決まってるらしいな。大丈夫か? この俺もドリームゲートチャンピオンだからな。(強調するように)この俺もドリームゲートチャンピオンだからな!」

【安齊の話】「DRAGONGATE、我蛇髑髏、菊田円。今年の借りは今年のうちに返そうと思っていたけど。でも、俺、今年の最後、大みそかで三冠獲る予定だから。きっとチャンピオンになったらいろんな発言権があることでしょう。俺が三冠王者になったら一番最初の挑戦者指名、菊田円に決定します。勝手に決定します。必ず俺が大みそかに三冠獲ります」


【試合後のジュン&土井】

▼ジュン「ミスター、are you ok?」

▼土井「あいつら反則ばっかりやな、相変わらず。あいつらがそう来るんやったら、前も言ったけど、こうなったらあいつを呼ぶしかない。ワシントンDCからあいつ呼ぶしかないな。俺は諦めへんからな」

▼ジュン「斎藤了、なかなか連絡がつかないんじゃないか?」

▼土井「音信不通」

▼ジュン「会社から今日、正式に潮崎豪と俺の対戦カードの発表があったな。大みそかの年末に必ずあいつをDOOMしてやるぜ。ミスター、斎藤了を探しに行こう」

▼土井「行こう、行こう。連絡つかない」

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