アプローチは状況に合わせて「寄る球筋」を打ち分ける必要がある。
打ち分けは、軌道やフェースコントロールを変えるのが常識だが「フィニッシュの形を決めて、そこに向かっていけば意図した球筋が打てますよ」と今野一哉。
それも普通のフィニッシュではなく、大袈裟に動いた “オーバードゥ”で形を作るといいそうだ。
打ち終わったあとに大袈裟な形を作ろう!
ヘンテコな形だが、試してみるとあら不思議! 球筋が簡単に打ち分けられるぞ。
フック回転をかけて前に進む球を打つ


寄る球筋の打ち分けは、弾道の高低だけでなく、ボールの横回転まで意識してください。スタンダードなピッチ&ランでも「高いドロー」をイメージするのが超オススメ。ボールが落ちてからしっかりランが出てラインに乗る。ショートしない「前に進む球」は、多くのトッププロも多用している寄せ技です。
ハイドローを打つためのオバードゥのフィニッシュの形を作るうえでのポイントは6つ。ボールを高く上げるために、手元とヘッドを高く上げる。ドロー回転をかけるために体よりも手、手よりもヘッドを先行させてフェースを大きく返します。
実際に打ったときはこの形にならなくてもOKですが、イメージすることはとても大事!打つ前に「この形を作る!」とフィニッシュを予行練習しておくのもいいですよ。
ハイドロー(ベースとなるピッチ&ラン)

→手前のラフを越えるように打ち上げて、ショートさせない

