ブーツを中心に盛り上がりを見せている“茶芯”について、レザー初心者のみなみ 188がモヒカン小川に教えを乞うこの連載。今回は新発売の茶芯を使ったニュースペーパーバッグについて。
圧倒的な存在感を誇る新作バッグが誕生!
みなみ 188(以下、みなみ) お疲れ様です! 今回は茶芯シリーズの新作が出たということで早速見せてもらったのですが、めっちゃいいですね! この形は見覚えがあるような……。過去にライトニング、セカンド、クラッチの3誌がデザイン違いで作ったニュースペーパーバッグですよね?
モヒカン小川(以下、小川) その通り! あのバッグをベースに茶芯レザーを乗せて作ったんだよね。サイズが大きいから仕事に必要なものはすべて入れられるし、なんなら革ジャンも入れられる。革の使用量でいうと、これまでの茶芯シリーズのなかでも最大級で、革ジャンを作るのと変わらないくらいなんだよね。存在感も抜群だし、俺は「背負える革ジャン」ってキャッチーコピーをつけた。
みなみ ニュースペーパーバッグといえば、ボディに大きくグラフィックが入るイメージですが、このシンプルで潔い無地もいいですね。これだったら夏場にTシャツ一枚とでも合いそうだし、いまの時期だったら小川さんみたいに革ジャンに合わすのもいいですね!
小川 これまでのシリーズももちろん自信作なんだけど、今回は特にいいのができたな、と思ったね。サンプルができあがった時は開発チームのみんなが「これ欲しい!」って言ってたし。存在感はあるけど、シンプルなデザインだからミナミがいうようにどんなスタイルにも合わせられると思う。内部にもポケットが3箇所付いていたり、ショルダーストラップも長さが調節できたりと、機能性に優れている点もおすすめのポイントだね。
みなみ 僕もセカンドで作ったコットンキャンバスのニュースペーパーを使っているのですが、中の荷物が飛び出ないようにするカバーが付いているのもありがたいんですよね。
小川 それもあったね。カバーは取り外しができるから、必要に応じて使ってもらえたらと思う。
みなみ このバッグみたいに革の使用量が多いと経年変化に影響はあったりするんですか?
小川 もちろん使用頻度にもよるうだけど、革の量は多ければ多いほどエイジングを楽しめるぞ。地のブラウンが出てくるというのももちろん、このバッグは重くなりすぎないように馬革を薄く漉いてるんだけど、その分革がいい具合にクタってくると思うんだよね。毎日背負ってどんどんエイジングさせていって欲しいな。

デザインも機能性も最高! これぞ背負える革ジャン!
ミナミ188が茶芯で作ってみたいバッグはこの形! 皆さんはどう思いますか?

今回のニュースペーパーバッグを見て、ミナミも茶芯で作ってみたいバッグのアイデアが湧いてきた。フィッシングバッグとして誕生した英国の老舗ブランドの名作で、前面にふたつのプリーツポケットが付くデザイン。皆様はどう思いますか?