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「初めてだと思う」61歳の名伯楽が衝撃受けたトップ5校の“野心”「それなりの腹づもりというか、戦略があり本気で狙っている」【箱根駅伝】

「初めてだと思う」61歳の名伯楽が衝撃受けたトップ5校の“野心”「それなりの腹づもりというか、戦略があり本気で狙っている」【箱根駅伝】

名伯楽をも驚かせる有力校の野心が激突した。

「第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」のトークバトルが、12月10日に開催。王者の青山学院大・原晋監督をはじめ、駒澤大の藤田敦史監督、國学院大の前田康弘監督ら前回大会トップ5に入った指揮官たちが、展望を語り合った。

 大学3大駅伝と称される「出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」を國学院大、「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会(全日本大学駅伝)」は駒澤大がそれぞれ優勝を飾った。ゆえに、2026年1月開催の箱根駅伝は“本命不在”という前評判になっている。

 そんななかで行なわれたトークバトルでは、序盤に5大学の指揮官が箱根駅伝で目指す順位を尋ねられた。すると、原監督、藤田監督、前田監督、花田勝彦監督(早稲田大)、藤原正和監督(中央大)は、いずれもフリップに『優勝』と書き込んだ。
  各チームの指揮官による強気な目標設定を見た関東学生陸上競技連盟副会長の大後栄治氏は驚きを隠せなかった。1997、98年の箱根駅伝で神奈川大を2連覇に導いた名将に話を訊くと、5大学の指揮官が自信を持って出した回答について大後氏は、以下のように私見を語った。

「監督トークバトル、長くやっていますよね。大体皆さんは謙遜されて3位以内とか、そういうようなフリップが多いのですが、たぶん全員が『優勝』と出したのは初めてだと思いますよ。だから、それだけ本気で各監督が狙っているんだと思います。優勝とは簡単には書けないです。それなりの腹づもりというか、戦略があって、本気で狙っている印象を受けました」

 もちろん、心のなかでは優勝を狙っていても、選手へのプレッシャーを減らすために低い設定にする場合もあるだろう。逆に奮起を促すのを目的に、あえて高い順位を狙うと公言するケースもある。長年、箱根駅伝を間近で見届けた61歳の大後氏が「初めて」と衝撃を受けたほど、今回の箱根駅伝は実力伯仲のようだ。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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配信元: THE DIGEST

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