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アロンソ、アストンマーティンの”成功”を確信「僕たちが最高のパッケージ。問題はいつ成せるかだ」

アロンソ、アストンマーティンの”成功”を確信「僕たちが最高のパッケージ。問題はいつ成せるかだ」

2025年のF1シーズンが終わったと聞くと、「やっと終わった」と口にするドライバーやチームが少なくない。3月に開幕し、12月までかかった史上最多24戦のシーズンが幕を閉じたが、各チームはそれと並行してレギュレーションが変更される2026年に向けて準備を進めてきた。

 2026年はプレシーズンテストが3回に増える分、新車発表などの動き出しが例年より早くオフが短いことも、そんな感想を抱く一因となっていることだろう。

 一方で、2026年を待ち望んでいる者もいる。アストンマーティンのドライバーであるフェルナンド・アロンソもそのひとりだ。現行世代のマシンにほとほと愛想が尽きていた彼は、野心的な新体制のアストンマーティンで新時代を迎えることを熱望している。

 アロンソは、アストンマーティンが2026年に向けて最高のパッケージを持っていると思うかという質問に、ためらうことなく「ああ、そう思う」と答えると、続けて自らの主張を説明した。

「ファクトリーは完成した。風洞も新しいし、完成してすでに稼働している。エイドリアン・ニューウェイ(チーム代表)、アンディ・コーウェル(最高戦略責任者)、エンリコ・カルディレ(最高技術責任者)……ファクトリーには優秀で才能豊かな人材が揃っている。あとは全てを整え、新しい設備が正常に稼働していることを確認するだけだ」

 しかしアロンソは、多くの変更があった後、チームが新しいツールやスタッフと完璧に連携して作業できるよう適応するのにいくらか時間が必要であることを認識しているため、来季アストンマーティンが成功できるかどうか、同レベルの確信を持って保証することはできないという。

「人々がこのシステムに取り組み始めたのはほんの数ヵ月前だが、十分な時間ではない。すべてをまとめ上げるには丸々1シーズンかかるだろう」と彼は語った。

「それが問題だ。アストンマーティンがそれを達成できるかどうかは分からない。僕にとっては、保証されていることだけどね。主な疑問は、いつ達成できるかということだ」

「僕たちみんなが、できるだけ早くそれを達成しようとしている」
 
 アロンソは来季45歳となる。彼自身も2026年がF1での最後のシーズンになるかもしれないことを認め始めていることを考えると、彼がF1マシンのステアリングを握っている間に、その成功が訪れるかどうかはまだ分からない。その答えはほんの数ヵ月後に明らかになるだろう。

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