HiDockは12月9日、Makuakeの応援購入プロジェクトで1億2000万円以上の支援を集めたAIレコーダー「HiDock P1」「HiDock P1 mini」の開発背景や特徴を解説するメディア向けラウンドテーブルを開催しました。
自分のワイヤレスイヤホンをつないで使える
HiDock P1は単体でレコーダーとして利用できるだけでなく、USBケーブルでPCへ有線接続した本体に独自のBlueCatch技術で自分の好きなワイヤレスイヤホンを接続して、ビデオ会議や動画の音声を録音できるAIレコーダー。
HiDock P1 miniはスマートフォン用に設計したHiDock P1のミニバージョンで、スマホのUSB-Cポートに差した本体がワイヤレスイヤホンと接続、通話やビデオ会議、動画の音声を録音できます。USB-Cポートを搭載し、スマホを充電しながら使うこともできます。
本体とPCを有線で、あるいはスマホに直接接続していることから、Bluetoothで転送するレコーダーと比べて高速で音声データの転送できるのも特徴です。
文字起こし機能は無料で提供
CEOのSean Song氏は、コロナ禍以降に頻繁かつ長時間のオンライン会議が発生し、効率性の低下や会話中のメモ取りが困難な状況に注目。企業向けの高価なソリューションではなく、一般消費者や個人ユーザーが日常で使える製品として企画したと開発の背景を語りました。「文字起こしは無料であるべき」として、文字起こし機能は録音時間に関わらず無料で利用できます。75言語に対応する文字起こし、4種類のテンプレートを用いたAI要約なども無料で利用可能。
サブスクで機能を提供する他社製品に対して、HiDock初年度に本体の価格分のみ費用が発生することから、71%の費用削減になると説明しています。
有料機能は、話者の識別やすべての種類の要約テンプレート、要約翻訳といった機能をプロメンバーシップとして1200分プラン1880円、12000分プラン1万7580円、1年間使い放題プラン2万8800円で提供します。ラウンドテーブルでは最近リリースされた有料機能のライブ翻訳機能をデモ。日本語の発話内容をリアルタイムで英語にして表示する模様が確認できました。来年には複数言語の会話内容をひとつの言語に翻訳して文字起こしする機能の提供を予定しています。
