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<ズートピア2>ニック&ジュディの「“関係性のアップデート”が今回の核」製作陣が思い語る

<ズートピア2>ニック&ジュディの「“関係性のアップデート”が今回の核」製作陣が思い語る

「ズートピア2」メインビジュアル
「ズートピア2」メインビジュアル / (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ディズニー・アニメーション映画「ズートピア2」の日本での劇場公開が12月5日よりスタートし、公開3日間の動員数131万3,347人、興行収入18億9,106万円を記録。週末興行収入と動員数ランキングともに1位を達成し、実写も含めたこれまでに公開された洋画オープニング史上歴代No.2というオープニングとなった。そんな同作のヒットの理由について製作陣・声優陣が語った。

■「ズートピア2」とは

「ズートピア2」は、2016年に公開された映画「ズートピア」(ディズニープラスで配信中)の続編。物語の舞台となるのは動物たちが人間のように暮らす夢の都市“ズートピア”。

頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根は優しいキツネのニックは、捜査官バディとして事件に挑んでいた。

ある日、ズートピアにいないはずのヘビのゲイリーが現れたことで、その誕生の裏に隠された驚くべき秘密が明らかに。なぜ、この街には哺乳類しかいないのか?ヘビたちが姿を消した理由とは?ズートピア最大の謎を前に、正反対なジュディとニックの絆が試される──。
「ズートピア2」ポスター
「ズートピア2」ポスター / (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.


■「“関係性のアップデート”こそが今回の核」(監督・脚本ジャレッド・ブッシュ)

本作での注目ポイントについて、前作「ズートピア」では共同監督・脚本を務め、現在ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)でもあり本作の監督・脚本も担当したジャレッド・ブッシュ氏は次のようにコメント。

「ジュディとニックのキャラクターは、私たちにとって大切な存在です。前作で彼らが過ごした時間はわずか48時間ほど。だからこそ、「この2人が“その後”どうなるのか?」という問いは、ストーリーテラーとしてとてもワクワクするものでした。彼らは本当に良いチームになれるのか?それとも一度きりの奇跡に終わってしまうのか?この“関係性のアップデート”こそが今回の核であり、観客の皆さんが最も注目している部分でもあります。ズートピアの世界がどれほど広がっても、ジュディとニックが中心にいる――その軸はずっと変わりません」

また、「動物という存在には、誰もが自然と自分を投影できる“余白”があります。だからこそ、この作品を観ると、キャラクターがあなた自身にも、友だちにも、先生にも、あるいはDMV(運転免許試験場)で見かけたあの人にも見えてくる。そこにあるのは、国や世代を超えて響く“普遍的なリアル”です。そして「ズートピア」シリーズが扱うテーマは、とても人間的で、本質的なものです。『どうすればお互いを尊重しながら生きられるのか?』『違いは乗り越えられるのか?』どこに住んでいても、あなたが誰であっても、自分の物語をスクリーンの中に見つけられる――それがこの作品の最も強い魅力だと思います」とコメントを寄せた。


■「ズートピアが繁栄しているのは、多様性があるから」(ゲイリー役声優キー・ホイ・クァン)

ストーリー責任者のキャリー・リャオ氏は「観客に“さらに新しいズートピアを見せたい”。その思いが(半水生動物が暮らし爬虫類が潜むと噂される新エリア)マーシュ・マーケット誕生の原動力です。『この種族はどんなふうに暮らしている?』『既存の世界にどう馴染む?』という発想を重ねることから、自然と世界を広げていくことができたのです」とファンへの思いを語る。

また、ジュディの声優を務めたジニファー・グッドウィンも「実は前作の時点で、動物界全部を描き切れていなかったことに気づいていなかったのです。“爬虫類は?昆虫は?鳥は?”とね。『ズートピア』の世界は、自然な形でいくらでも広げられるんです」と振り返る。

そして、蛇のゲイリーの声優で第75回アカデミー賞助演男優賞の受賞者でもあるキー・ホイ・クァンは「ズートピアが繁栄しているのは、多様性があるから。違いを認め合い、誰しもが居場所を見つけられるコミュニティだから」とコメントした。
「ズートピア2」より
「ズートピア2」より / (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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