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マンゲキ初単独ライブを控える“しゅんすけ”が意気込み! 「“まだこいつら、あるかもしれんな”と感じてもらえるように」

大阪・よしもと漫才劇場(マンゲキ)は、若手から中堅までもっとも勢いのある芸人たちが毎日しのぎを削る、笑いの最前線です。この舞台で芸人が自分たちの世界観を100%詰め込み、ライブ構成、ネタ、映像に至るまで魂を燃やす公演――それが“単独ライブ”。ふだんの寄席やライブでは見られない挑戦や仕掛けが詰め込まれ、芸人のもっとも濃い“今”と“本気”を見ることができます。

この12月に、そんなマンゲキでの単独ライブを初開催するのが、オニイチャン(府上ふが、こんちゃん)、しゅんすけ(さかもと、ほりお)という2組です。今回は、しゅんすけの2人に、初のマンゲキ単独ライブに向けた意気込みやウラ話、見どころなどを、芸人ライターとして活動する茜250cc・善家カズマサが直撃インタビュー! この記事を読んでから単独ライブに行くと、10倍楽しめること間違いなしです!

出典: FANY マガジン
出典: FANY マガジン

しゅんすけは2023年3月結成のコンビで、今年2月に開催されたマンゲキの頂上決戦、グランドバトルで総合8位にランクインして劇場へ昇格。以降、芸歴8年目以上の“極メンバー”として活動中です。

結成まで、別のコンビで極メンバーとしてマンゲキに在籍していた、経験豊富な2人。“サンパチマイクの日”である3月8日に結成するなど、漫才に対しての情熱が強いコンビです。

さかもとは“最難関”とされているグランドバトルで2回の昇格経験があり、芸人から才能を高く評価されています。さかもとがNSC(吉本総合芸能学院)大阪32期、ほりおがNSC大阪33期の“先輩・後輩コンビ”で、インタビュアーの善家(NSC大阪35期)より先輩です。

「あ、じゃあオレらもやらなあかんわ」

――しゅんすけさんは、なぜこの時期に単独ライブを開催しようと思ったのでしょうか?

さかもと ほりお、言うたって。

ほりお やはり、“いましかない”だろうと。しゅんすけの油が乗り切った、この12月に開催しようと。絶好のタイミングでの開催になりましたね。

――……本当ですか?

さかもと 善家はあんまり、ほりおのこと知らんやろ? 教えといてあげるけど、ほりおはこういうときボケもせんし、芯食ったことも言わんから、いま思ってもないこと喋ってるで。

――なんなんですか! じゃあ、「ほりお、言うたって」じゃないんですよ! じゃあ、改めて質問しますが、グランドバトルでオーディション組から極メンバーに昇格したコンビは、昇格してすぐに単独ライブを開催するコンビが多いですよね。しゅんすけさんが毎月ツーマンライブを開催している盟友のザ・布団(江原、TNB)さんもすぐに開催していましたが、その流れには乗らず昇格から10カ月たって開催する理由はなんでしょう?

さかもと ほりお、言うたってくれ。

――ほりおさん真面目にお願いしますよ!

ほりお 真面目に話すと、集客などに“ビビっていた”っていうのはありますね。でもまわりの、昇格してから単独ライブを開催したコンビたちに「やったほうが良いよ!」っていう言葉ももらっていたので、さかもとさんに「どうします?」っていう相談はずっとしていました。

さかもと 別に相談とかされてない。いま、ウソをついている。

――ちょっとほりおさん!!

さかもと でもまあ、毎月ツーマンライブをしているザ・布団の存在はデカいかな。あいつらが劇場に昇格してすぐに、“60分漫才1本”の単独ライブをして。その後のツーマンライブのトークのときに江原が「まあ僕たち、ふだんから喋ってることが漫才みたいになるんで、60分漫才単独も余裕だったんですけどね」っていうイキりボケみたいなのをしたのよね。

そしたらお客さんが「その通りや」みたいな顔してて……。「調子乗んな!」みたいなツッコミをしたけど、お客さんが羨望の眼差しをしてたから、「あ、じゃあオレらもやらなあかんわ」ってなったな。

出典: FANY マガジン
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「いまはええ感じに力抜けてるかな」

――ツーマンの相手から刺激をもらっての開催。めっちゃアツいじゃないですか!

さかもと だから、まあ前のコンビでも単独はやったことあるし、もうちょい先でもええかってなってたけど、このコンビでも「いまやろう」って思ったな。

――ライブのタイトルが「しゅんすけ初単独ライブ『スーパーフェニックス単独』」とありますが、由来を教えていただけますか?

さかもと お互い、長く組んでいたコンビを解散したりとか、このコンビもM-1の1回戦で敗退したのちに再エントリーで復活したりとか、“復活”を掲げているコンビなのかな、という思いから不死鳥、「スーパーフェニックス単独」って感じになったかな。

ほりお 僕たちがやっているラジオのタイトルも「スーパーフェニックスラジオ」なんで、そっから来てるかな。

――おふたりはそれぞれ前に組んでいたコンビでも極メンバーとして活動して、そのときはかなりの回数の単独ライブを開催していましたが、新しいコンビでの“初単独”というのは心境の違いがあったりするのでしょうか?

さかもと オレは前のコンビでは毎月、単独ライブしてたかな?

ほりお 僕は隔月で開催してましたね。

さかもと 昔にめっちゃ単独してたからなのかどうかはわからんけど、単独前やから“焦ってる”って感覚はないかな。昔みたいに単独ライブをやり慣れてないときは、“グー”っと前のめりになりすぎちゃうことはあったかもしれんけど、いまはええ感じに力抜けてるかな。

――単独ライブ前特有の張り詰めた感じってありますもんね。

さかもと 片方が“グー”ってなったら、コンビ間がギスギスし出したりあるやん? そういうのにはなりたくないから、楽しいまま持っていきたいってのはあるかな。もちろん張り詰めたとき特有の良さもあったりはするんやけど。いまは気楽に準備できてるかな。

出典: FANY マガジン
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配信元: FANY Magazine

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