昨シーズンにリリースされたヘルメットに続き、25-26シーズンにはスノーゴーグルを発表したDAKINE。「あのDAKINEがまた」と話題だ。ブランドの哲学と技術がいかなる進化を生んだのか。そのルーツをたどりながらその真価に迫る。
それはハワイのサーファーの思いから始まった

1979年、ハワイ・マウイ島。生粋のサーファーであり職人でもあったロブ・カプランは、仲間の壊れたリーシュを直すうちに「本当に強いリーシュを自分の手で作ろう」と決意し、“the kind=最高のモノ”を意味する「DAKINE」を立ち上げた。使い手の悩みを軽やかに解消することこそ“最高”だという彼の哲学は、やがて分野を越えて信頼されるギア作りへと広がっていく。
1986年に拠点をマウイからオレゴン州フッドリバーへ移すと、Mt.Hoodで出会ったトップスノーボーダーから「ヘリトリップで必要最小限だけを収納できる小さなパックが欲しい」という声が届く。DAKINEはその要望に応えてカスタムパックを製作し、それが後にスノーカテゴリを象徴するプロダクト「Heli Pack」へと進化していった。
DAKINEといえば…
スキーヤー・スノーボーダーにとってDAKINEというブランドは、バックパックやトラベルバッグのイメージが強く、バッグブランドと思っているユーザーもいるかもしれない。
確かにDAKINEは1982年からトラベルバッグシリーズを展開。背景には、絶対に切れないリーシュコードと同様、「最高の波や風を求めて、世界中を旅回るライダーたちには、どんなにラフに扱っても壊れない頑丈なバッグが必要だ」という現場の訴えがあったことは想像にたやすい。
