『AEWダイナマイト・ウィンター・イズ・カミング』が現地時間10日、ジョージア州アトランタで行われ、オカダ・カズチカが『コンチネンタルクラシック2025』3戦目でジャック・ペリーを破って2勝目。同じドン・キャリス・ファミリーの一員であるカイル・フレッチャーと首位タイに並んだ。
コンチネンタルクラシック連覇を狙うオカダはユニファイド王者としてゴールドリーグにエントリー。初戦でフレッチャーとのDCF対決に敗れたものの、先週、PACを破って初白星を挙げた。3戦目となったこの日、負傷欠場となったダービー・アリンに代わってエントリーしたペリーと対決。両者は先週、大乱闘を繰り広げ、オカダは突き立てた中指を噛みつかれていた。
ペリーの奇襲攻撃によって出鼻をくじかれたオカダはトペスイシーダで先制を許した。場外戦でもドロップキックを食らい、リングに戻ってもダイビングラリアットで追撃されたが、コーナー上のペリーをドロップキックで場外に蹴落として反撃。DDTで硬い床に突き刺す。リングに戻るとペリーが逆水平を連発してもDDTで黙らせた。
主導権を握ったオカダはエルボー合戦でも圧倒。ペリーがラリアット、ジャーマンで反撃してもリバースネックブリーカーで返り討ち。ダイビングエルボードロップを投下し、中指を突き立ててレインメーカーを繰り出す。空を切ってもドロップキックを発射。改めてレインメーカーを狙ったが、かいくぐったペリーはリバースフランケンシュタイナーで逆襲。ランニングニーでニアフォールに追い込むと、STFを仕掛けた。
するとオカダが先週のお返しとばかり指に噛みついて脱出した。ツームストン狙いを急所に噛みついて食い止めたペリーがSTFで絞め上げてもギブアップせず。逆さ押さえ込みで転がしてのショートレンジラリアットで逆襲。突っ込むペリーをキャッチして旋回式エメラルドフロウジョンを敢行すると、レインメーカーをさく裂させて3カウントを奪った。
試合後、DCFの面々がやってきて、ドン・キャリスがペリーをDCFに勧誘。拒否したペリーを集団暴行した。ペリーの相棒・ルチャサウルスが駆けつけたものの、DCFメンバーが立ちはだかってリングに飛び込ませない。するとヤングバックスが背後からイスでDCFを襲撃。オカダはヤングバックスのEVPトリガーを食らってしまう。KONOSUKE TAKESHITAもヤングバックスのダブルトラースキックで蹴散らされた。
DCFとヤングバックス&ジュラシック・エクスプレス連合の遺恨が深まった形だが、ともあれオカダがコンチネンタルクラシック2勝目を挙げ、勝ち点を6に伸ばした。2連勝中だったフレッチャーがこの日、マイク・ベイリーに初黒星を喫したことで勝ち点6止まり。フレッチャーと首位タイとなったオカダの公式戦は残り2試合。ベイリー、ケビン・ナイトとの対戦を控えている。

