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<青のオーケストラ>「惚れてまうわ!」「今期のベストエピソード」いじめっ子に毅然と立ち向かう青野に視聴者胸アツ

<青のオーケストラ>「惚れてまうわ!」「今期のベストエピソード」いじめっ子に毅然と立ち向かう青野に視聴者胸アツ

アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送 / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション

元天才ヴァイオリニスト・青野一が、海幕高校オーケストラ部の仲間たちと苦楽を共にし、青春のアンサンブルを奏でるアニメ「青のオーケストラ Season2」(毎週日曜昼5:00-5:25、NHK Eテレ/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・Hulu・Leminoほかで配信)。その第10話が12月7日に放送された。今話は青野と小桜ハルが2人きりで楽器店へ行く“デート回”となったが、中学時代にハルをいじめていた女子・篠崎の登場によって一気に不穏な雰囲気に。抵抗できないハルを守り、篠崎に「謝れ」と詰め寄る青野の行動に、SNSには視聴者からのイケメンコールが殺到した。(以降、ネタバレが含まれます)

■青野の言動にハルの心は揺れて

コンクールが終わってから1週間後。ハル(CV.佐藤未奈子)は青野(CV.千葉翔也)と待ち合わせて、約束していた楽器店へ行くことに。ベレー帽にピンク色のアウターを羽織り、おめかししたハル。そんなハルと2人きりというシチュエーションに、緊張して言葉が出てこない青野。顔を見合わせるなり照れてしまい、無言のまま歩き出す2人は、とても初々しく可愛らしい。

電車の中でも会話が続かずぎこちない雰囲気になるが、ハルがコンクールの話題を出すと、ようやく2人に笑顔が浮かぶ。しかし、期末テストの話になると、すっかり忘れていた青野は頭を抱えてしまう。一緒にテスト勉強しないかと誘うハルに、青野は「2人きりで?」と聞こうとするも、電車は目的地に到着。初デートならではの噛み合わなさも、甘酸っぱい気分にさせた。

楽器店で店主に「2人は恋人同士?」と聞かれて、あわてて否定する2人。ハルは自分の気持ちと裏腹に全力で否定してしまったことを後悔し、ヴァイオリンより青野ばかりが気になってしまうことに罪悪感を覚える。店を出たあと駅へ向かおうとする青野に、ハルはもう帰るのかと残念な気持ちになるが、思いがけず食事に誘われて驚き混じりの笑みを浮かべる。

青野の一挙一動に感情が揺れ動き、「晴れたり曇ったり、自分でも天気みたいだなと思う」と独白するハル。好きな人との初デートという一大イベントに臨むハルは、ふだんよりも可愛らしく見え、等身大の“青春”を感じさせてくれた。
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送 / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション


■絶対に会いたくなかった相手

飲食店で食事しながら、つい秋音律子(CV.加隈亜衣)の話題を出してしまうハル。青野と中学時代から仲のいい律子に、嫉妬心を覚えることもあるというのに。青野が中座している間に、ハルの恋心を知る先輩・町井美月からのメッセージを眺め、暗い気分が晴れていくハル。ところが、一番会いたくなかった人物が声をかけてくる。

中学時代にハルをいじめ、ハルを転校に追い込んだ篠崎(CV.鈴代紗弓)は、あれから先生にいろいろ聞かれて大変だったと歪んだ笑みを浮かべる。お詫びに食事をおごるよう詰め寄る篠崎に、ハルは「ごめんなさい」と謝ることしかできず、あの頃と同じ暗い絶望の表情へと変わっていく。

そこへ戻ってきた青野は、ハルのバッグを勝手に探っていた篠崎を問い詰める。青野と篠崎のやり取りを見ていた周囲の客がざわつき始め、篠崎は焦りから「逃げた者同士くっついたんだ」「小桜さんのせいで秋音さんも不登校になっちゃったもんね」と悪口を言い立てる。青野が怒りの形相で篠崎の腕をつかみ、「小桜さんに謝れ」と言い放つと、篠崎は手を振りほどき去っていく。佐久間優介が言いそうなことを言ってみたと笑う青野の前で、ハルはしゃがんで泣き出してしまうのだった。

篠崎の暴言にもひるまず、ハルを守った青野を視聴者も大絶賛。SNSには「異変に気付いて助けに行った青野が流石にイケメン。怒ってる顔付き惚れた」「青野くん毅然としてかっこよかったー!小桜さんじゃなくても惚れてまうわー!!」「青野くんイケメンかよ」「『あんた誰だっけ?』が気持ちよすぎた。佐久間先輩の言い方を参考にしてるのも良かった」などのコメントが続々と寄せられた。
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送 / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション


■ハルの告白に青野は…

いじめられても抵抗できなかった中学時代の自分を、青野にだけは知られたくなかった。不安が現実となってしまい、ハルは隠し続けてきた過去を青野に話し始める。ギュッとスカートを握り締め、母親や律子にも迷惑をかけてしまった、自分なんていなければと苦しそうに吐露するハル。

青野はうつむくハルの肩をつかみ、「今の小桜さんを偽物なんて思わない」と真剣な眼差しで語りかける。ハルがふだんから気配りしていることに触れ、「らしさはそういうところにあるんじゃないか。だから、今の小桜さんが本当の小桜さんだと思うよ」と微笑む青野。飲食店での一件に続き、ここでも性格イケメンぶりを発揮してみせた。

帰宅したハルは、町井からのメッセージに「モヤモヤしてたこと、全部話せたのでスッキリしました」と返信。それを見た町井は「2人の距離は縮まったみたいだね」と返す。隠していた過去を想定外の形で知られてしまったものの、青野はそれを受け止めたうえで、今のハルこそが“本物”だと言ってくれた。青野の言葉は、ハルの不安をやわらげ、2人の心の距離も縮めてくれたことだろう。

放送終了後、SNSには「間違いなく今までの青オケのお話の中で一番好きなお話になった…」「今期ベストエピソード入選確定です」「小桜さんの痛みに寄り添える青野のかっこよさとトラウマに向き合い打ち明けた小桜さんの頑張りに拍手」「小桜さん、自分の隠したい過去をちゃんと青野くんに話せたのエライよ」などの声が。視聴者が神回認定するほどの印象深い回となった。

◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送
アニメ「青のオーケストラ Season2」第10話が放送 / (C)阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション


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