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スーパーフォーミュラ合同テスト2日目はROOKIEの福住が最速。ドゥーハンはデグナーで2日連続クラッシュの悪夢

スーパーフォーミュラ合同テスト2日目はROOKIEの福住が最速。ドゥーハンはデグナーで2日連続クラッシュの悪夢

12月11日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラの合同テスト兼ルーキードライバーテストの2日目が行なわれた。最速タイムをマークしたのは、福住仁嶺(docomo business ROOKIE)だった。

 テスト2日目には、21名のドライバーが出走。初日からはいくつかのチームでドライバーが変わっており、KONDO RACINGはアブダビでのF1ポストシーズンテストを終えたルーク・ブラウニングが合流。名取鉄平と交代した。ThreeBond Racingはこの日から小出峻→荒尾創大に交代、KDDI TGMGP TGR-DCの28号車は小林可夢偉に代わって国本雄資がドライブした。

 また、ルーキー枠の3日目も含めて全日程参加予定だったカッレ・ロバンペラ(Kids com Team KCMG)は、体調不良によって2日目以降の出走を見合わせ。3日目から登場予定だった今季FIA F4王者の鈴木斗輝哉が代わってステアリングを握った。

 テストは初日同様、午前と午後で2時間15分のセッションが行なわれた。

 午前はチャーリー・ブルツ(TEAM GOH)が逆バンクでスピンオフして最初の赤旗が出されると、その後イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)のマシンからのオイルリークによりしばしの中断があった。トップタイムは1分37秒441をマークした牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が続いた。

 シーズン中とは異なるチームでの参加となったドライバーの中では、福住仁嶺(docomo business ROOKIE)、山下健太(Kids com Team KCMG)、ザック・オサリバン(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)が好調で5、6、7番手。SF初走行勢の中では、今季のスーパーフォーミュラ・ライツ王者、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)が16番手でトップだった。

 ウイリアムズF1の育成ドライバーであり注目のブラウニングは、ゼッケン3番のマシンで走行。しかし頭上のカメラが白色で、フロントウイングに黄色のラインがあることから、今季の4号車(オサリバンがドライブ)のようだ。タイムは1分39秒645で20番手だった。

 午後のセッションはルーキードライバーのジャック・ドゥーハン(KONDO RACING)、荒尾創大(ThreeBond Racing)、鈴木斗輝哉(Kids com Team KCMG)のクラッシュ、コースオフによって3度の赤旗が出た。中でもドゥーハンは、デグナーでの2日連続のクラッシュとなってしまった。初日はスピンしながらリヤから、今回は低速でフロントからバリアにぶつかった。なおドゥーハン陣営はテスト3日間を通してメディア対応を行なわない旨を通達しており、この日もインタビューが行なわれるメディアミックスゾーンに彼が姿を現すことはなかった。

 午後のセッショントップは福住で、1分37秒221は2日目の最速であった。ROOKIE Racingへの移籍が噂される福住が、新天地での活躍を予感させるパフォーマンスを見せた。2番手は牧野、3番手はフラガだった。

 またブラウニングはトップと0.8秒差の1分38秒003で12番手。F1候補生が順応性の高さを見せつけた。

 なお、テスト3日目はルーキー限定のセッションとなる。フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ王者のフレディ・スレイターをはじめ、14名が出走する。

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