現地12月10日、イングランドサッカー協会(FA)が2026年3月31日(日本時間4月1日、3時45分開始)に、ロンドンのウェンブリーで日本代表と国際親善試合を行なうと発表した。
26年6月に開幕する北中米ワールドカップを見据えたイングランドが、登録メンバー発表前最後の一戦、ホームで行なう本大会前最後の親善試合で、対戦相手に選んだのが日本だった。
イングランドはW杯グループLで、欧州のクロアチア、アフリカのガーナ、北中米カリブ海のパナマと対戦。アジアの国との対戦はないものの、トーマス・トゥヘル監督は「FIFAランキング20位以内の相手と対戦したかったし、同時にヨーロッパ以外の国と対戦して、自分たちの実力を試したかった。この2試合が確定したのは本当にうれしい(3月27日に南米ウルグアイとウェンブリーで対戦)」と語っている。
英紙『Independent』は、「3月27日にウルグアイと、31日に本と対戦する。登録メンバー発表前最後の試合とあって、選手たちがアピールできる最後のチャンスだ」と、2試合の重要性を強調した。
イングランドは欧州予選でアルバニア、セルビア、ラトビア、アンドラを相手に8戦8勝、22得点・無失点と難なく駆け抜けた。そのため同メディアは「この2試合は厳しい戦いになるだろう」と位置付け。ウルグアイ、日本との2試合は予選とは異なる本大会モードなると見通した。
「ウルグアイにはフェデリコ・バルベルデ(R・マドリー)やロドリゴ・ベンタンクール(トッテナム)という質の高い選手を中盤に擁している。日本には三笘薫(ブライトン)、遠藤航(リバプール)、鎌田大地(クリスタル・パレス)とファンにお馴染みの選手がいる」
米放送局『ESPN』も、「予選を楽勝で突破したイングランドにとって、FIFAランキング16位のウルグアイ、18位の日本との対戦は、いい試練になるだろう。対戦相手のレベルが予選と比べて一段と上がった」と報じている。
日本とイングランドの対戦は過去3度あり、日本の1分け2敗(いずれも親善試合)。旧ウェンブリーで1995年6月3日に行なわれた初戦は、48分にダレン・アンダートンに先制ゴールを許した日本が、62分にCKから井原正巳のヘッドで同点に追いつくも、88分にデイビッド・プラットにPKを決められて1-2で敗れた。
2004年6月1日にエティハドで行なわれた2戦目も、スティーブン・ジェラードの強烈ミドルをGK楢崎正剛が防いだ後、マイケル・オーウェンに詰められて先に失点。しかし、53分に中村俊輔のパスを受けた三都主アレサンドロが左サイドを突破すると、グラウンダーのクロスを小野伸二が押し込んだ。ジョン・テリー、デイビッド・ベッカム、ポール・スコールズ、ジェラード、フランク・ランパード、ウェイン・ルーニーらを擁するイングランドと1-1で引き分けた。
3戦目は2010年5月30日にオーストリアのグラーツで開催された、南アフリカW杯開幕直前の親善試合だった。7分にCKから田中マルクス闘莉王が決めて日本が先制したものの、72分に闘莉王がオウンゴール。83分にも中澤佑二がオウンゴールしてしまい、1-2と逆転負けを喫した。
迎える4度目の親善試合は、どのような結果になるのか。
構成●THE DIGEST編集部
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