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「信じられないインパクトだ」レブロン&ナッシュがリバウンドでロケッツを支える“仕事人”を絶賛「彼専用のセキュリティチームが必要」<DUNKSHOOT>

「信じられないインパクトだ」レブロン&ナッシュがリバウンドでロケッツを支える“仕事人”を絶賛「彼専用のセキュリティチームが必要」<DUNKSHOOT>

NBAは現地時間12月10日を終えた時点で、オクラホマシティ・サンダーが24勝1敗(勝率96.0%)でリーグトップを快走。現在16連勝中と圧倒的な強さを誇っている。

 ウエスタン・カンファレンスで2位につけるのは、フランチャイズ史上ベストとなる17勝6敗(勝率73.9%)の好スタートを切ったデンバー・ナゲッツ。続いてヒューストン・ロケッツが15勝6敗(勝率71.4%)で3位に位置している。

 ロケッツは平均25.3点、4.8リバウンド、3.9アシストをマークするケビン・デュラントと、23.1点、9.1リバウンド、7.1アシストを残すアルペレン・シェングンの2枚看板が中心。2人の脇をアメン・トンプソンやジャバリ・スミスJr.、リード・シェパードら若手が固めている。

 イーメイ・ユドカHC(ヘッドコーチ)が束ねるチームは、ここまでオフェンシブ・レーティング121.4でリーグ4位、ディフェンシブ・レーティング110.7で2位と、いずれもNBA全体で5本の指に入っていて、ネット・レーティング+10.8はサンダー(+17.2)に次ぐリーグ2位を記録。

 レギュレーションの48分間におけるポゼッション数を示すペースでは27位の98.16とスローだが、チームは平均リバウンド数でリーグNo.1の48.8本を誇り、これが安定した強さにつながっている。
  そのリバウンド面を支えているのが、32歳のベテラン、スティーブン・アダムズだ。

 10日に公開された人気ポッドキャスト番組『Mind the Game』にて、共同ホストを務めるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)とスティーブナッシュ(元フェニックス・サンズほか)は、アダムズについて言及。

 ナッシュは次のように語った。

「アダムズはコートに立っている間、オフェンシブ・リバウンドを(全体の)4分の1以上も獲得している。チームにとって最も価値があるのは、レイアップ、フリースロー、そしてオフェンシブ・リバウンドなんだ。

 なぜなら、オフェンシブ・リバウンドを奪うことで、より多くのレイアップやフリースロー、あるいはキックアウトからの3ポイントにつながる。だからアダムズをオフェンシブ・プレーヤーとして考えなくても、オフェンス面でどれだけ貴重な存在かがわかるはずだ」 キャリア13年目(実働12年目)のアダムズは、211cm・120kgのビッグマン。シュートエリアはゴール下が大部分を占めていて、今季17試合の出場でペイントエリア外から放ったショットはフリースローを除くと1本のみ。

 しかし、平均21.8分のプレータイムながら、オフェンシブ・リバウンドは平均4.8本でリーグトップ。彼がリバウンドをもぎ取ることでセカンドチャンスが生まれ、ロケッツは相手より多くのポゼッションを手にすることができる。

 今季この男が2桁リバウンドを残した7試合でチームは5勝2敗、5本以上のオフェンシブ・リバウンドを獲得した11戦では8勝3敗を誇る。

 今月25日のクリスマスゲームでロケッツとの対戦が控えるレブロンも、アダムズについて警戒していた。
 「ヒューストンと対戦する際、最大の脅威のひとつはスティーブン・アダムズだ。彼をボックスアウトするためにはチーム全体、ベンチ陣、コーチングスタッフ、つまり彼専用のセキュリティチームが必要になってくる。彼はとてつもなく強靭なんだ。2人じゃ彼をボックスアウトし切れない。3、4人の選手が周りに必要なんだ」

 するとナッシュも「そうすると、他の選手にチャンスが生まれる。リバウンドで彼を2人、3人で守らないといけないからね。3人がかりでボックスアウトしても、彼はボールに絡めるポジションに身を置いてしまう。もう信じられないくらいのインパクトだ」と続けて、アダムズのポジショニングを称えていた。

 ナッシュとレブロンが最大級の賛辞を送ったように、32歳のベテランビッグマンが相手に与えるインパクトは、画面越しで見る以上に強烈なのだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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