
12月30日(火)に放送される「第67回 輝く!日本レコード大賞」(昼5:30-夜10:00、TBS系)の総合司会が、3年連続の安住紳一郎アナと川口春奈に決定。その司会者発表囲み取材が12月9日にTBSにて行われ、安住アナと川口が出席。3年目のタッグを組む心境や意気込みなどを語った。
■3年連続!盤石のコンビネーションを発揮
年末恒例の同番組では、その年の音楽シーンを彩ったアーティストに贈られる「優秀作品賞」「最優秀歌唱賞」「特別賞」「特別国際音楽賞」「作曲賞・作詩賞・編曲賞」「新人賞」など、各賞の受賞の様子とパフォーマンスを、東京・渋谷の新国立劇場より4時間半にわたって生放送。
安住アナは、2001年から11年間進行アナウンサーを、その後2012年からは総合司会を務めており、今年で14年連続となる。一方、川口は3年連続3回目の総合司会への抜てきとなった。また、同番組のナレーションはジョン・カビラに決定している。
■安住紳一郎アナ「また川口さんと一緒ということで頼もしく思っています」
冒頭、安住アナは、「レコード大賞は私自身もすごく楽しみにしていまして、年末にアーティストの皆さん方の力の入ったステージを余すところなく全国の視聴者に届けることができる、またそのお手伝いができることをうれしく思っています。そして、今年はまた川口さんと一緒ということで頼もしく思っています」とあいさつ。
川口は「私も3年連続安住さんと司会を務めさせていただけること、本当にうれしく思っています。毎年自分が1番楽しんでいるんじゃないかというぐらい、いち視聴者目線でも楽しんでいるんですけど、今年もたくさんのステージを存分に楽しみたいなと思います」とコメントした。
注目しているアーティストを問われると、川口は「Mrs. GREEN APPLEさんは大注目だと思いますし、個人的にももちろん楽しみです。新人賞のHANAとかも大好きだし、今年のデビューからものすごい勢いでご活躍されているので、生でステージを見るのをすごく楽しみにしています」と心待ちにしている様子。
安住アナは「Mrs. GREEN APPLEの3連覇、やっぱりどうしてもそこに注目がいくんじゃないかなと思いますし、Mrs. GREEN APPLEの当日のステージングは音楽業界からもすごく評価が高くて、真横で見ていても分かります。音楽関係者の皆さん方からの熱視線といった空気感が楽しみです」と、そばで見つめる総合司会ならではの視点で答えた。

■川口春奈「初めての年からネガティブな思いはなかった」

また、3年連続のタッグに際し改めて互いの魅力を聞くと、川口は「安住さんは本当に安心感があって心強いですし、本当に頼もしいですし、何の心配もないのでいつも委ねてついて行っています。今年もたくさん甘えようかな」としたり顔。
安住アナは「川口さんがステージがいらっしゃると華やかになって、それはご本人のオーラとかそういうものだと思うんですけど、やっぱり今をときめく女優さんだなという感じがして。年々その思いを強くします。横に立っていて恥ずかしいくらいです」と肩をすくめる。
首を横に振る川口は、「私は安住さんのことを幼い頃からずっとテレビで見てきましたし、初めての年からネガティブな思いは元々なかったんですけど、とはいえ緊張しいだし人見知りでもあるので、こうやって3年間積み重ねてやらせていただけるのはすごく頼もしいです」と返した。
さらに、「最近はずっと2年続けていろいろな方とお世話になっていたんですけど、3年連続は大変珍しいということで、多分川口さんが日本作曲家協会の偉い先生に何か贈り物でもされているという裏話があるのかなと思ったら、そうでもないそうなんですが」と発言し、笑いを誘う安住アナ。
そして、「今日調べてみたんですけど、過去に4年やっている方と5年やっている方がいらっしゃるんです。4年連続が竹下景子さんで、5年連続が森光子さん。なので、川口さんも『放浪記』をやることになるかもしれない(笑)」と続け、川口の今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
■爆弾発言に笑いの渦「私を超えそうな後輩がいると確実に踏み潰しています(笑)」

「レコード大賞」の司会は自身にとってどんな仕事かと問われると、安住アナは「日本を代表する音楽の祭典に司会として声がかかるということは、アナウンサーをやっていて誇りであるしうれしいこと。私にとっては大きな出来事で、その毎年の積み重ねで、私を超えそうな後輩がいると確実に踏み潰しています(笑)」と冗談を飛ばし、場を和ませる。
また、今から本番に向けて準備をしておこうと思っていることについては、川口が「体調を万全に。乾燥もしているし体調を崩しやすい時期だと思うので、当日元気にいられるように体調管理だけはちゃんとしたい」、安住アナが「Mrs. GREEN APPLEの舞台裏を描いた映画をまだ見ていないので、大至急見に行こうと思っています」と回答した。
最後に、川口は「年末を締めくくる音楽界を代表するアーティストの方、そしてそれを支えられたスタッフの方のステージを目に焼き付けたいなと思っていますし、安住さんと一緒に司会をさせていただけることが本当に光栄なので、自分自身楽しんで務めてまいりたいと思います」とあいさつ。
安住アナは「アーティストの皆さん方が1年間一生懸命やってきた仲間と共に、ファンの皆さんや視聴者の皆さんの前でステージングするという、本人たちの思いがひしと感じられる大事なステージなので、それを余すところなくテレビで放送できるようにしっかり仕事をしたいなと思っています」と表明。
続けて、「テレビあるいは生放送の音楽番組、賞典というものに対して少し批判的な意見も世の中にあることは十分承知していますけれど、私たちが作り出すものでかなりいいものが出せると自負していますので、テレビで音楽の賞典を中継するとこういうものが現状できますということをぜひ見ていただきたいなと、現場を預かるテレビマンの1人としていつも強く思っています」と熱く語り、会見は終了した。


