
水上恒司主演の映画「WIND BREAKER/ウィンドブレイカー」に俳優・眞栄田郷敦がサプライズ出演していることが明かされた。
■漫画「WIND BREAKER」を実写化
原作は、にいさとるによる同名漫画。主人公はけんかだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥(水上)。不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため街にやってくるも、風鈴高校の生徒たちは「防風鈴=ウィンドブレイカー」と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていた。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、仲間と共に街を守るための戦いに身を投じていく。
桜を真っ先に慕い、けんかはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦を木戸大聖、頭脳明晰かつカンフーや合気道を彷彿とさせる拳法の使い手で右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛を綱啓永、風鈴高校のてっぺんである梅宮一を崇拝する荒くれものの杉下京太郎をJUNON(BE:FIRST)が演じる。
さらに、風鈴高校3年で四天王の一人とされる、防風鈴きっての武闘派・柊登馬を中沢元紀、風鈴高校のてっぺんを意味する総代を務める梅宮一を上杉柊平、そして桜らの前に立ちはだかる、力と支配で君臨する最凶集団「獅子頭連」の頭取・兎耳山丁子を山下幸輝、副頭取・十亀条を濱尾ノリタカが演じる。

■楡井の憧れの人物を演じた眞栄田、自身のヒーローは「未来の自分」
本作で眞栄田は、ケンカの弱い楡井が中学生時代にいじめられているところを助け、楡井の風鈴高校入学のきっかけとなった“伝説の風鈴生徒”を演じている。メガホンを取る萩原健太郎監督とは、映画「ブルーピリオド」(2024年)以来、2年ぶりのタッグとなった。
監督から直々のオファーを受けた眞栄田。「萩原監督がアクションを撮っているのが初めてだったのですごく新鮮で、やっぱりアクションにもこだわりがあって。現場もアットホームですし、制作の各部署もこだわりをもってやっている現場だな、と思いました。もっともっと撮影したいです」と萩原組との撮影に意欲を見せた。
台本を読み、「みんなかっこいいですね。人のために闘う姿がすごくかっこいいなと。アニメも知っていますが、萩原組のチームがどう実写化・表現するのかすごく楽しみです」と期待をあらわにした。
萩原組では初のアクションとなり、「防風鈴はケンカが好きで闘っているのではなく、“誰かが傷ついているから”“自分に迫ってくるから”闘う。そういう意思のもと、小さな間やちょっとしたお芝居を意識して演じました」と細かな役づくりをしていたと語る。
演じた“伝説の風鈴生徒”はセリフのない芝居で魅せる役どころ。難しい役柄だが、「楡井にとってかっこいい憧れの人物なので、とにかくかっこよく決めたいという意識でやりました」と語り、“背中で語る”人物を演じきった。
最後に眞栄田自身のヒーローを問われると、「僕のヒーローは“未来の自分”かな、といつも思っています。というのも、未来の自分をすごくよく妄想して、それをヒーローとしたときに、『今、やっぱり頑張らないとな』という思いになるので、“未来の自分=ヒーロー”を目標にして僕は頑張っています」と、クールなコメントで締めくくった。


