A24とパートナーシップ契約を締結したハピネットファントム・スタジオ。今年1⽉より、TOHOシネマズの劇場にて毎⽉24⽇に“制作:A24×配給:ハピネットファントム・スタジオ作品”の特別上映がスタートした。このたび第12弾として、シリーズ初の投票企画で1位を獲得した『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』が、12月24日(水)に上映することが決定。これが最速上映となる。
2026年に公開を控えている4作品のなかから、一番「早く観たい!」と票の入った『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。第83回ゴールデン・グローブ賞で、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門/ティモシー・シャラメ)、脚本賞の計3部門にノミネートを果たした本作。アカデミー賞主演男優賞に2度ノミネート、ハリウッド若手俳優屈指の人気を誇るティモシー・シャラメが主演を務めるほか、監督は、『アンカット・ダイヤモンド』(19)で批評家から絶大な評価を受け、クリティクス・チョイス・アワードで監督賞にノミネートされたジョシュ・サフディ。これまで弟のベニー・サフディと共にサフディ兄弟として監督してきたが、『The Pleasure of being Robbed』(08)以来の単独監督作となる。
舞台は1950年代のニューヨーク。実在の卓球選手、マーティ・リーズマンの人生に着想を得た物語が描かれる。卓球人気の低いアメリカで世界を夢見る天才卓球プレイヤー、マーティ・マウザー。彼は、親戚の靴屋で働きながら世界選手権に参加するための資金を稼ぐ。ロンドンで行われた世界選手権に参加し日本の選手に敗れたマーティは、次回日本で行われる世界選手権で彼を破って世界一になるために、ありとあらゆる方法でさらなる資金を稼ごうとするが…。
主演のシャラメは、3度目となるアカデミー賞ノミネートは確実視されており、悲願の受賞に注目が集まっている。共演にはグウィネス・パルトロウ。実に6年ぶりのスクリーン復帰となる本作で、引退したアメリカの有名女優ケイを演じる。さらに、タイラー・ザ・クリエイターが初の演技に挑戦しているほか、マーティの最高のライバルとなる日本人選手エンドウ役には、東京2025デフリンピック卓球日本代表の川口功人が出演。クライマックスで見せる手に汗握る卓球シーンは本作の一つの見せ場になっている。
また、来場者プレゼントとして、クリスマスらしい装飾が施されたA24のロゴステッカーの配布が決定。さらに全国のTOHOシネマズにて全作品来場者へ、特製ポストカード(先着限定)がプレゼントされる。なお、今後のA24×ハピネットファントム・スタジオの新作には、ホアキン・フェニックスやエマ・ストーンらが出演するアリ・アスター監督最新作『エディントンへようこそ』が12月12日(金)に、アレックス・ガーランド監督の新作『ウォーフェア 戦地最前線』が2026年1月16日(金)に公開が控えている。
ニューヨーク映画批評家協会賞(NYFCC)では脚本賞を受賞し、アカデミー賞受賞にまた一歩近づいた『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』。日本公開は2026年3月13日(金)を予定している本作を、ぜひこの機会に最速で鑑賞してほしい。
文/鈴木レイヤ
