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「女の“賞味期限”が気になって…」幸せな一夜が地獄へ。37歳女性を襲った“残酷すぎる”言葉

「女の“賞味期限”が気になって…」幸せな一夜が地獄へ。37歳女性を襲った“残酷すぎる”言葉

2度目のデートで手をつなぎ


水族館で恋人気分を味わい(写真:iStock)

 そして、ついに初対面の日を迎える。

「実際に会った将人さんは、スーツの似合う、すっきりとした塩顔のイケメン。清潔感があって、声も落ち着いていて…。正直、どうしてこの人がアプリにいるの?と思うほどでした」

 初回は青山のエスニックカフェで食事を楽しみながら、ゆっくりと会話を重ねた。この日、霧子さんは本名も打ち明け、夫が単身赴任であること、女としての自信が薄れてきていることも正直に話したという。

「将人さんは『もっと自信を持って大丈夫』『謙虚な女性は素敵ですよ』と、優しく言ってくれました。

 その言葉に、胸がじんわりと温かくなったのを覚えています」

 2度目のデートは水族館だった。

「知り合いに会っても気づかれないように、とマスクをつけて入りました。薄暗いブルーの空間で、魚たちがゆらゆらと泳ぐのを見ながら歩いていると…まるで恋人同士みたいで。

 人混みの中で『大丈夫?』と、彼のほうから手をつないでくれたとき、胸がキュンとなりました。久しぶりに、女性として扱われていると感じて…気づけば私も、その手を強く握り返していたんです」

一線を越えた3度目のデート


同じ気持ちだと信じていたのに(写真:iStock)

 それからも、やりとりは続いた。ランチの写真、出張先の風景、日々の何気ない報告。

――このお店、今度一緒に行こう。
――綺麗な景色を見ると、霧子さんにも見せたくなる。

「彼の存在が、日常に入り込んでいきました。パート先でも、つい笑顔が増えてしまって。『最近きれいになったね』と同僚に言われたときは、嬉しくて…でも少し怖くもなりました」

 そして、出会いから1か月半が経ったころ。3度目の約束の前日、将人さんからメッセージが届いた。

――明日は、夕食のあとホテルに行こうと思っているけど、大丈夫かな。

「異論はありませんでした。ずっと、誰かに抱きしめられたいと思っていましたから…」

 都内のシティホテルで、ふたりは一線を越えた。罪悪感よりも、「女として見てもらえた」という実感が、霧子さんの心を満たしていた。

 当然、将人さんも同じ気持ちだと信じていた――あの瞬間までは。

配信元: コクハク

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