第2位「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」(日清食品)

日清食品
「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンのスープの!?天ぷらそば」
¥285(税別)640kcal
一瞬、ミスマッチと思う組み合わせですが、ラーメンスープにうどんやそばを入れるのは割に近畿地区では駅そばや学食で散見されるメニューです。(その逆もあります)さて、日清の天ぷらそばは定評がありますが、果たしてこの組み合わせが吉と出るか凶と出るか?
麺量は大判で95g。スーパーカップが90gですのでまあまあ食べ応えあるかと思います。中の人目線で面白いと思ったのが、スープには魚介系がおらず、なんと麺にかつお節が練り込んであることです。通常の天ぷらそばに合わせた仕様です。
ファーストインプレッションとしては「甘めのスープ」。ポークがメインのしっかりとしたラーメンスープです。液体スープを使用しているのですが、とても香りよく結構なコストがかかっています。甘めなラーメンスープかと思いきや、慣れてくると和風テイストになってきてちょっと頭がバグります。
そばにかつお節が練り込んでいますので、時間を経るごとにスープに溶け込んでいきます。特に天ぷらからも味が溶け込んでいきますので、この経過時間による味の変化が難しいのが天ぷら系カップ麺。そばはどん兵衛らしい安心安定のすすり心地です。
日清の広報さんに確認したところ天ぷらは通常版と同じということで、いつものあとのせサクサクが楽しめます。山形のようにラーメンの中に天ぷらを乗せるエリアもあるのでそれを彷彿としていて好印象です。
「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」の評価
【計21/25点】
麺・・・・・・・★★★★★
具・・・・・・・★★★★☆
スープ・・・・・★★★★☆
作りやすさ・・・★★★★☆
コスパ・・・・・★★★★☆
【総評】
奇をてらった「だけ」ではない大真面目なチャレンジだということがわかります。また甘めのつゆは若年層に受けつつあるテイストなので、大きな意義を感じる一杯です。
第1位「日清の最強どん兵衛 カレーうどん」(日清食品)

日清食品
「日清の最強どん兵衛 カレーうどん」
¥280(税別)396kcal
「すべてが主役」と日清のこだわりと技術力を真正面からぶつけてきた最強どん兵衛シリーズ。特徴は戻し時間「8分」!もちもち食感はまさに「ゆがきたての生うどん」そのものです。
個人的にはカレーもきつねうどんも大好きなので、これ以上ないコラボです。おあげの存在感が半端無いです。「すべてが主役」と謳っているのは、中の人目線としてはみんなが納得する「バランス」をとれるか・・・がポイント。これが結構難しいです。
どん兵衛最多の30種類のスパイスは贅沢。さらにベースが魚介を中心とした6種類の合わせ出汁と豪華。しかもバランスがよいのか優しさ&旨みあるマイルドなベースに華やかなスパイスの共演がいい感じです。辛さよりも先に旨みがしっかりと感じられるのでどなたにも楽しんでいただけます。
どん兵衛のうどんはもとより多加水麺的食感でモチモチしてますが、最強どん兵衛はさらに弾力ある食感。極太なのでカレーとの相性もバツグン。出汁にとろみがついているのでしっかりと麺と出汁が絡んでかむごとに美味しさとスパイスがお口に広がります。うますぎる。
おあげはどんぶりいっぱいの大判。甘めテイストは出汁のスパイスを緩和させてくれて、よくぞおあげを採用してくれたと感謝。通常版とは違うボリューム感がたまらんです。
「日清の最強どん兵衛 カレーうどん」の評価
【計24/25点】
麺・・・・・・・★★★★★
具・・・・・・・★★★★★
スープ・・・・・★★★★★
作りやすさ・・・★★★★☆
コスパ・・・・・★★★★★
【総評】
カレー=日清という印象をお持ちの方も多いのでしょうか。これは箱で買ってもよいレベルです。日清のプライドが光る「最強どん兵衛」シリーズ、この後も大注目です。
いかがだったでしょうか。この春に食べたいどん兵衛をチョイスしてみました。ぜひ花見のお供に「和」を感じてみてはいかがでしょうか。
食文化研究家・大和イチロウ
インスタントラーメン専門店・やかん亭代表。即席麺「一日一麺」を掲げ、36年間で25,000食を実食。
インスタントラーメン専門店やかん亭
ラーメンマニア・大和イチロウがその足と舌で日本全国から集めた絶品のご当地袋麺を取り扱う専門店。300種類を超えるおいしいラーメンが大集合!
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