そんな朝におすすめなお目覚めルーティン

ここからは、冬季うつの対策としておすすめしたい朝の習慣を3つご紹介します。
朝の光浴びで心のスイッチON
起床したら、まずカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。ウォーキングやジョギングの時間がなくても、窓際で日光を浴びるだけで十分な効果を期待できます。
曇りや雨の日でも、セロトニンを促すには十分な光量があるとされています。
天候を問わず、朝の光を意識的に浴びる習慣が大切です。
温かい飲み物で内側からWARM
朝は一日のなかで、体温がもっとも下がっている時間帯です。温かい飲み物でからだの内側から温めることで、内臓の働きを高めて代謝をアップさせましょう。
白湯やハーブティーのほか、生姜湯もとくにおすすめです。
血行促進効果が期待でき、からだを芯からじんわりと温めてくれます。
ストレッチでREFRESH
睡眠中はからだを大きく動かさないため、血流が滞りがちです。凝り固まったからだをゆっくりと伸ばし、血行をスムーズにすることですっきりとした目覚めにつなげましょう。
激しい運動ではなく、ゆったりとした運動がおすすめです。
たとえば、以下のようなストレッチがおすすめです。
片ひざストレッチ
ベッドの上で仰向けになり、片ひざを抱えながら胸元に引き寄せ、その状態で20秒ほど姿勢をキープ。それを左右3回ずつ繰り返します。
冬の不調を支える漢方薬という選択肢

冬特有の不調には、漢方薬の活用もおすすめです。
漢方薬は、心身のバランスを整えることで不調の根本改善をめざします。
まだ本格的な症状が出ていない場合や、予防としても適しています。
また、漢方薬は自然由来の生薬で構成されていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれている点も特徴です。
飲むだけで簡単に生活にとり入れられることもメリットに挙げられます。
漢方薬で冬の不調を整える場合、
「イライラを鎮め、気分の落ち込みを緩和する」
「血液の流れをよくする」
「消化・吸収機能を改善して、からだの内側から心を元気にする」
といった作用を期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。
<冬の不調対策におすすめの漢方薬>
加味逍遙散(かみしょうようさん)
エネルギーの流れを整え、栄養を補い、自律神経を整えます。不安やイライラなどの精神症状にも用います。
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
ストレス耐性の低い方に適した漢方薬です。精神を安定させて自律神経を整えます。
漢方薬は、ご自身の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
医師や薬剤師に相談のうえ、適切なものを使用してください。
もう少し気軽に漢方薬を生活にとり入れたい方には、オンラインで利用できる漢方薬サービスの「あんしん漢方」が便利です。
体質診断や漢方薬の提案だけでなく、購入後のフォローまでネットで完結します。
通院時間をなかなか確保できない方や、感染症リスクが気になる方にも向いているサービスです。
