第4章:最強の壁と、流した涙。僕らが本当に欲しかったもの
▲写真:決勝リーグ。みんなの銀行応援団のテンションも高い!
10月30日、決勝リーグ当日。
会場の雰囲気は、予選リーグとはまるで違いました。勝ち上がってきたのは、どこも屈強な男女が揃う猛者ばかり。予選とは、明らかに、体格が違う。オーラが違う。
それでも、Aチームの心は折れていませんでした。Bチームの想い、応援してくれる仲間の想い。すべてを一本の綱に込めて、彼らは勝負に挑みました。
「「「オーエス!オーエス!オーエス!」」」
▲写真:決勝リーグは死闘の連続!オレンジのビブスに身を包んだ「みんなの銀行Aチーム」
▲写真:ふんばる!
これまでで一番大きな声が、会場に響き渡ります。歯を食いしばり、全体重を綱にかける。腕はちぎれそうになり、ふくらはぎはつりそうになり、呼吸もままならない。視界が白くなるほどの、まさに死闘。
しかし、無情にも、試合終了の合図は次々と相手の勝利を告げました。
結果は、1勝3敗。
「みんなの銀行Aチーム」の挑戦も、ここで終わりを告げました。
その瞬間、張り詰めていた糸が、ぷつりと切れました。
空を仰ぎ、誰一人、言葉を発することができませんでした。
応援に駆けつけていた私たちも、どんな言葉をかければいいのか、わかりませんでした。それくらい、みんな「本気」でした。
結論:僕らの綱は、まだ未来へ続いている
しばらくして、誰かがぽつりと言いました。
「……懇親会、行く人~?(挙手)」
その一言で、張り詰めていた空気が、ふっと和らぎました。
誰からともなく、笑いが起きました。
表彰台の一番高い場所からの景色を見ることは、叶いませんでした。しかし、私たちは、それ以上に大切なものを手に入れたように思います。
それは、部署や役職を超えて生まれた、固いチームの絆。目標に向かって本気で努力する尊さと、敗北の悔しさ。「頑張って!」と声をかけてくれた、同じ京橋エリアで働く、これまで知らなかった方々との温かい交流。
デジタルバンクである私たちが、汗をかき、声をからし、地域のコミュニティに溶け込んで人々と触れ合う。一見、遠回りに見えるこの活動こそが、私たちのミッションである「みんなに価値あるつながりを。」を体現する、何より尊い時間だったと確信しています。
この綱が結んでくれた「つながり」を力に変えて、みんなの銀行は、これからもデジタルとリアルの両面から、皆さんの毎日に新しい価値を届けていきます。
▲写真:優勝カップはないけれど、全員めっちゃ笑顔!
最後に、みんなで集合写真を撮りました。
まるで優勝したかのような、最高の笑顔ですね!
来年の綱引き大会?
もちろん、出ます。
私たちの「挑戦の物語」は、まだ始まったばかりです。
※この記事はオウンドメディア『みんなの銀行 公式note』からの転載です。
(執筆者: みんなの銀行)
