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ムロツヨシ、大政奉還が行われた二条城の大広間に降臨「座っていいんですか?後から怒られないよね?」<新解釈・幕末伝>

ムロツヨシ、大政奉還が行われた二条城の大広間に降臨「座っていいんですか?後から怒られないよね?」<新解釈・幕末伝>

ムロツヨシが二条城の一日城主に就任
ムロツヨシが二条城の一日城主に就任 / (C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会 

ムロツヨシと佐藤二朗がW主演を務める映画「新解釈・幕末伝」が12月19日(金)に公開される。12月10日、ムロが、自身が演じた坂本龍馬ゆかりの地である二条城の一日城主を務めた。

■ムロツヨシ、国宝・二の丸御殿に踏み入れ「静けさに圧倒される」

同作は、“知っているようで知らない幕末”を福田雄一監督が新解釈で実写映画化したもの。福田監督にとって節目の20作目となる映画で、福田作品を16年にわたって支えてきたムロが坂本龍馬を演じ、西郷隆盛を佐藤が演じる。教科書には載っていない、幕末の英雄たちを描く珠玉のコメディー作品となっている。

1603年、江戸幕府が始まった年に徳川家康によって築かれて以来、1994年にはユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録された二条城。1867年、徳川慶喜が「大政奉還」の意思を表明した場所でもあったこの地に、同作で坂本龍馬を演じるムロツヨシが一日城主として降臨した。

初めて二条城の中に入ったというムロは、国宝に指定されている二の丸御殿に足を踏み入れると、「静けさに圧倒される」と感嘆の声を漏らした。そして普段一般の立ち入りが厳しく制限されている、大政奉還の舞台・国宝指定の二の丸御殿の大広間に上がり、「ここで大政奉還、ここで…」と静かに言葉を紡いだ。

■「座っていいんですか?許可撮ってる?大丈夫?後から怒られないよね?」

二の丸御殿の大広間には当時の様子が再現されており、その光景を目にしたムロは「坂本龍馬の命日に、こういった場所に来られるのは、運命と言ったら大袈裟ですが…。龍馬自身はこの場にはいなかったけど、願いを実現されたんですもんね。大きくも静かなる革命がここで行われたということが胸に迫ります。日本の夜明けをゆっくりと見れなかった龍馬が、この景色を見たらどう思うんでしょう」と、自らが演じた坂本龍馬に思いを馳せた。

大政奉還の際に将軍が座ったとされる場所に立ったムロは、「座っていいんですか?許可撮ってる?大丈夫?後から怒られないよね?」と冗談を交えながら、「すごい空間です。ここに座って見る景色も。言葉で表せないほど静かな、そして美しくもあり切なさもあるこの場に居させてもらうことで、感じるもの、迫るもの、いろんな思いがあります」と、歴史の息吹が宿る厳かな雰囲気に圧倒されながらも、京都の街を奔走した坂本龍馬の偉業、そして歴史の転換点の舞台となった二条城の計り知れない歴史の重さを肌で感じている様子だった。

■ムロツヨシ自ら映画オリジナルグッズを小学生にサプライズ配布

さらに、二条城の唐門前では、大政奉還について学んだばかりの京都市立下京雅小学校の6年生50人と交流した。社会科見学に訪れた小学生一人ひとりに声をかけながら、映画オリジナルグッズ「シンカイシャク学習帳」をサプライズでプレゼント。オリジナルグッズを手にした小学生たちは、「これで頭良くなる!」「やったねー!」「ムロさんからもらいたい!」と興奮の声を上げた。

ちょうど2週間前に大政奉還を学んだばかりだという生徒たちから「坂本龍馬とムロさんは似ているところがあるか」問われると、ムロは「みんなが学んだ坂本龍馬とは印象が違うかもしれない。僕にとって坂本龍馬は“喜劇”を望んだ人。争いを避けて、どうしたら人が喜ぶか、どうしたら楽しめるかを考えて動いた人だと思っているから、似させてほしいなと思いますね」と自身の龍馬像を語った。

また、来年から中学生になる生徒たちから、楽しみや不安なことがあると相談されると「ある日『こんなことをやりたい』と思ったら、思いついたらぜひやってみてほしい。中学生になったら勉強や物事、人との出会いがたくさんある。その出会いで人生が変わることもあります。やりたいことを失敗してもいいからやってみてほしい。それが僕の願いです」と、子供たちに温かいエールを送った。映画を楽しみにしている生徒たちには、「学んだ歴史、学んだ幕末とは違う印象かもしれないけど、史実は見方によってこんなに変わるんだ!と楽しんでほしい。(映画を観て)『そんなわけない!』と言いながらも、『こんな人がいたらいいな』と思える映画になっているので、ぜひご家族やお友達と一緒に見てほしいです」とメッセージを伝えた。

■ムロツヨシ・コメント

坂本龍馬の命日でもある日にこの場所にくることができて、グッとくるものがありますね。そして、小学生があんなにまっすぐに見てくれて、とても嬉しかったですね。相手の反応が見れるのがうれしい仕事ですが、あんな風に喜んでくれて、役者をやっていて良かったと思います。

映画「新解釈・幕末伝」は笑って学べてアツくなれる映画になっています。もしかしたらこんなことがあったかもという“新解釈”で描かれており、本当にこんな風に時代が動いたかもしれないと思える映画になっています。希望を持てる映画になっています。一生懸命作りました!良かったら笑い声をあげてください。素敵な一日になることを約束します。映画館で待っています。

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