●AI PCは「相棒化」へ、
――AI時代におけるPCの位置づけや期待はありますか。
小畑 PCはスマートフォンが登場しても必要され続けています。作業効率やデバイス連携、付加価値提供の観点で、「相棒化」するPCを目指すべきです。AIは「使うもの」というよりも「いつの間にか助けてくれるもの」。不安に寄り添いながら、「今までと同じように使える安心」と「できることが増える期待」を両立させるコミュニケーションが重要だと思います。
関口 AIの価値は「使い方の説明」よりも「体験の見える化」。店頭のデモ動画や事例ベースの動画広告で、AIが生活のどこで効いてくるかを具体的に伝えています。
富澤 将来的にはゼミや研究で高度な作業が必要になる学生に向け、Copilot+搭載PCなどの高性能モデルを視野に入れた訴求を強化していきます。
●EOS後のPCを選ぶ基準
――ユーザーがPCを選ぶために決め手となるのは?
関口 日常を良くする体験を軸に選んでください。AI、タブレット端末との連携で学びも仕事もタイパ(タイムパフォーマンス)が変わります。
小畑 移行のしやすさとサポート体制を確認しましょう。困ったときに相談できる仕組みがあるかで、安心感は大きく違います。
富澤 長く使える設計と将来的な拡張性。今は15インチ以上の大画面需要が大きいですが、用途に合わせて最適なサイズや性能を選ぶのがコツです。

