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【新日本】ヒロムが9・28神戸でのGHCジュニア戦開催を宣言、石森は条件提示

【新日本】ヒロムが9・28神戸でのGHCジュニア戦開催を宣言、石森は条件提示

『NJPW BATTLE LINE HOKKAIDO〜Road to DESTRUCTION〜』北ガスアリーナ札幌46(2025年9月24日)
○石森太二&ゲイブ・キッド&デビッド・フィンレーvs鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム×

 GHCジュニアヘビー級王者・ヒロムが石森にピンフォール負けを喫し、9・28神戸大会で組まれた一騎打ちをGHCジュニア王座戦とすることを宣言。石森は「もし俺が勝手ベルトを獲ったら、防衛戦はNOAHではやらない。新日本でしかやらねえ」と条件を提示した。

 9・28神戸大会で無所属vsWAR DOGSシングル三番勝負を控え、NOAHのGHCジュニア王者に君臨するヒロムは石森との一騎打ちに臨む。この日、両陣営が6人タッグで激突する最終前哨戦が組まれた。

 GHCジュニアベルトを巻いて登場したヒロムは石森と先発で対峙。のっけからエルボー合戦で火花を散らし、串刺しヒロムちゃんボンバーを叩き込んだ。続く顔面への低空ドロップキックは石森が回避。サイファーウタキが不発に終わってもティヘラ、フロントハイキックでやり返した。

 終盤、再びヒロムと石森が向き合った。石森が串刺しジャンピングダブルニー、デスバレーボムで攻め込み、Bone Lockへの布石となるショルダーバスターも決めた。ヒロムもラ・ミスティカを阻止してファルコンアローで逆襲。TIME BOMB 1.5をさく裂させたが、フィンレーのカットに阻まれると、最後は急所蹴りからの外道クラッチで石森が3カウントを奪った。

 試合後、石森が手にしたマイクを奪い取ったヒロムは「久しぶりだよ、こんなに屈辱的な負け方。これじゃあ、もし神戸であんたとシングルマッチをして勝ったところで、まったく気が済まねえな! GHC王者としてな!」と悔しさを爆発。「そこでヒロムちゃん、思いついちゃいました〜! 9月28日、神戸、高橋ヒロムvs石森太二のスペシャルシングルマッチをGHCジュニアヘビー級選手権に変更いたします!」と宣言した。

 NOAH10・11両国大会でEitaとの初防衛戦が決定済みだが、ヒロムは「そして! その勝者が10月11日、NOAH、両国国技館大会のリングでEitaと防衛戦だ! 新日本プロレスがなんと言おうと、NOAHがなんと言おうと決定だ!」と主張。石森に向かって「オイ、怒ったぞ! 怒ったぞ、俺は! なあ、石森さん、あんたの中に眠るNOAHを俺に味わわせてくれよ!」と投げかけた。

 気乗り薄の石森はバックステージで「俺はあいつの持っているベルトに対して、まったく興味がねえし、欲しくない」と強調。一方で「俺とヒロムがタイトルマッチをやって、もし俺が勝ってベルトを獲ったら、防衛戦はNOAHではやらない。新日本でしかやらねえ」との条件を提示した。ヒロムとのタイトルマッチが実現し、勝利すれば2017年10月に第36代王者から陥落以来、8年ぶり4度目の戴冠となる。神戸大会はわずか4日後。この短期間でGHCタイトル管理委員会の承認を得る必要があるが、ヒロムは王者権限で実現させる気満々だ。


【石森の話】「オイ、ヒロム! おめえ負けただろ!? 黙っとけよ、ホントによぉ。何あんなに無駄にアピールしやがって。まあ、あいつの持ってるよ、(※腰に巻いたベルトのジェスチャーをしながら)コレについてはよ、前も言ったけど改めて言ってやるよ。俺はあいつの持っているベルトに対して、まったく興味がねえし、欲しくない。だから挑戦するつもりはない。だが、今から俺が言う条件を呑むなら、やってやってもいいぜ。どうだ? なあ、まあ呑むむしかねえと思うけどな。俺とヒロムがタイトルマッチをやって、もし俺が勝ってベルトを獲ったら、防衛戦はNOAHではやらない。新日本でしかやらねえ。これが条件だ。オイ、呑むか? もう呑むしかねえよな? 百歩譲って呑むしかねえよな? おめえ負けたんだからな、今日。なあ? そんであんなマイクでよぉ、客の支持集めても、それは違えからな。オイ、ヒロム。条件呑むよな? ということで、これはまさしく神の恵み、そう、グレイスだ!」

【ゲイブの話】「(※小声で)時は来た。(※普通の声で)時は、来た。東京スポーツ、オカモトに俺は言った。皆ぬるま湯につかっているように見える。毎日同じことが起こり、代わり映えのない日々。いや、違う。次はコーベ。前哨戦は終わり。時は来た。前にサッポロに来たとき、俺は歩くことさえできず、一言だけ語った。今度帰ってくるときは最高のゲイブ・キッドを見せると。約束しよう、次の日曜、神戸で、これまでで最高のゲイブ・キッドを目にすることになる。だからタカギ、もうおしゃべりやG1の話を持ち出すのは終わりだ。もっと欲している、もっと闘いたいと思っているのが誰か、ハッキリさせよう。なぜなら、これは漢の闘い。そして山のテッペンに今いるのは俺だ。俺の近くまで来たヤツは一人としていない。だから、もっと闘いたいヤツは誰なのかが見たい。おしゃべりは終わり。全部忘れろ。結局はリングに立つ男がすべて。そして日曜、約束しよう、1つ目、俺は今まで最高のゲイブ・キッドを見せる。2つ目、俺は勝ち名乗りをあげ、変わらず、変わらずIWGP GLOBALヘビー級王者の座に君臨する」

【フィンレーの話】「面白いな、ツジ。時間が経てば経つほど、お前と俺が置かれる状況は似通ってくるようだ。俺たちは互いの行く手を邪魔している。そして、お前の望むものは正に俺の望むもの、つまりもう一度ベルトを巻くということだ。お前がどのベルトを狙っているのか、お前の夢が何かは知らんが、俺の望みははっきりしている。1つ、俺の手から逃れ続けている、どうしてもつかめない王座がある。IWGP世界ヘビー級王座を手に入れるために、お前に勝たなければならない。お前を気絶するまで容赦なくぶちのめさなければならない。必要であれば、お前を自身の血の海に沈める覚悟だ、ツジ。俺のWAR DOGSには1つの掟がある。『ベルトを獲ってこい。ベルトが獲れなければ首を獲ってこい』。ツジ、俺はコーベでお前の首を獲るつもりだ。そして、それと引き換えにベルトを手に入れる。なぜなら、この試合の勝者は王座に挑戦する権利があることをお前も俺もわかっているからだ。勝者は自分の未来をどうするかを決められる。自分の望むことができる。そしてツジ、俺はこの世界で何よりもベルトを欲しているんだ。ツジ、命を懸けた戦に備えろ。俺の思いどおりに進めば、お前は担架で会場から運び出されるだろう。そして(10・13両国)『KING OF PRO-WRESTLING』の紙吹雪が落ちる中、俺は歩き、挑戦を決める。コーベで会おう」


【試合後の鷹木】

▼鷹木「オイ、どうした? ゲイブ。俺はガッカリだよ、オイ。疑心暗鬼になってんだろ? 自分が支持されてなきゃいけないと勝手に思い込んでんだろうな。お客さんに散々アピールして、コーナー上がって、I'm a madman? 笑わせんなコノヤロー! オイ、Tスポの記事も見たぞ。俺が老人? どこが老人なんだよ? (※記者に対し)こんな元気な老人いるか?」

――いないです。

▼鷹木「老人ってか、まだ42だぞバカヤロー! ゲイブ・キッド、確かにお前の実力は認める。だがお前のピーク……まあお前が上がり始めたのは今年の1・5東京ドームだ。ケニー・オメガに負けたかもしんねえが、お前は確実に価値を上げた。そして6月の大阪城でGLOBALのベルトを獲った。そこが頂点だよ。そこからお前の実力も価値も下がってんだよ。なあ、もういいよ。笑い話はどうでもいい。闘魂だろうが、“毛根"だろうが、情熱だろうが、パッションだろうが何でもいいよ。俺もな、追い込まれてんだよ。今年、大した結果……いや、結果をひとつも残していない。大事なのはお前の闘魂とか、“毛根"じゃねえ。情熱でもねえ。9・28神戸で俺がIWGP GLOBALを獲る。それひとつだけだ。だがゲイブ、どうしちまった? 俺が好きだったゲイブはどこ行っちまったかな? オイ、あんなアピールばっかしてどっかのハツラツおじさんのマネしてんのか? コノヤロー。だがよ、神戸では鷹木信悟とことん強いぞ」

【辻の話】「今年の北海道ツアーもこれで終わりだな。去年に引き続き、今年も北海道の各地、お客さんメチャメチャ熱かったぜ。こんなだけみんなが声援送ってくれればな、俺たちはさらにさらに力を引き出して、この新日本プロレスを盛り上げていけるってもんだ。最初の3試合(大会)、欠場してしまったのは申し訳ない。また来年きっと、これだけ盛り上がってる北海道に新日本プロレスが北海道ツアーをやらないわけがねえよな? 最後にひとつ……今日タイトルマッチ2試合組まれてんだろ? 照明がついてるじゃねえか。この会場きっと照明吊るせるよな? 『北海道だからできません』とか、新日本プロレスそんなんでいいのか? なあ、こんだけお客さん盛り上がってんだぜ? 北海道のお客さんに最後の最後まで俺たちの本気を見せてやろうじゃねえか。来年はしっかりしろよ、新日本プロレス」

【ヒロムの話】「うぇーん、ごめんなちゃい……ごめんなちゃい。いやあ……だって、どう考えたって石森きゅんに悪いもん。でもさ、やっぱさ、このリングでなんかあるからさ。リングでああいうふうにされたらさ、急に勝った……勝っただって、思ってないことも言っちゃうこともあるじゃない? それです、完全に。ああもうリングの上なんで、もう一人の自分が出ちゃったみたいなんで。あの、ホントにもうあの……遊戯って呼んでください。まあ、そんなことはいいとして……ああヤダ言っちゃたからね。言っちゃたから取り返しつかないかもしれない、ホントに。もう石森きゅん、もう……石森きゅんが悪い。石森きゅんが悪いけれども、もう、あのホントになんと言うんですかね、NOAH様でしたり、何よりもEita選手にもうホントに謝りたいです。ごめんなちゃい。ホントに言いたい……ごめんなちゃい、反省してます。もうカァーッとなったりしません。ホントに反省して……コラ! ヒロム、コラ!……チクショー、あいつ絶対にぶっ飛ばしてやるからな……」

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