最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
【新日本】デスペがYOHとの激闘制してIWGPジュニアV8 DOUKIが「偽物王者」呼ばわりで名乗り

【新日本】デスペがYOHとの激闘制してIWGPジュニアV8 DOUKIが「偽物王者」呼ばわりで名乗り

『NJPW BATTLE LINE HOKKAIDO〜Road to DESTRUCTION〜』北ガスアリーナ札幌46(2025年9月24日)
IWGPジュニアヘビー級選手権試合 ○エル・デスペラードvsYOH×

 デスペラードがYOHを激闘の末に退け、IWGPジュニアヘビー級王座8度目の防衛に成功。試合後、DOUKIが挑戦を要求した。

 ここまでデスペラードはIWGPジュニア7度の防衛を重ねてきた。この日は5・22大阪大会における『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦で敗れているYOHを迎え撃った。両者がIWGPジュニアをかけて対決するのは2021年6・7大阪城大会以来、4年3ヵ月ぶりとなった。

 悲願のIWGPジュニア初戴冠に燃えるYOHはプランチャで先制。デスペラードが足へのピンポイント攻撃で反撃しても、DDTなどの首攻めでやり返す。デスペラードがドラゴンスクリューからのマフラーホールドで絞め上げても、スイングDDTで逆襲した。

 ここからYOHが大攻勢に出る。スタンド状態で天山広吉ばりのアナコンダバイスで絞め上げ、場外ダイブを狙うデスペラードにトラースキックをお見舞い。デスペラードがスパインバスター、バックドロップ、ギターラ・デ・アンヘルと大技を重ねても、ピンチェ・ロコを阻止して再びアナコンダバイスで捕らえた。

 デスペラードが耐えてもYOHは飯伏幸太ばりのカミゴェをさく裂。DIRECT DRIVEはデスペラードが食い止め、スピアー。ピンチェ・ロコの猛攻で逆襲した。YOHが1カウントで返す意地を見せたが、デスペラードはリバースタイガードライバーで追い討ち。そのままピンチェ・ロコにつないで3カウントを奪った。

 24分52秒の激闘の末、YOHを破ったデスペラードがIWGPジュニア王座を死守した。試合後、YOHにベルトを見せつけてから握手を交わすと、そこへHOUSE OF TORTUREの面々がやってきた。マイクを手にしたのはこの日、ロビー・イーグルス&藤田晃生を退け、SHOと保持するIWGPジュニアタッグ王座初防衛を果たしたばかりのDOUKI。今年の1・4東京ドーム大会で左腕負傷の末、デスペラードに敗れて陥落しているDOUKIは「どうして俺に勝ってもねぇのに、そのベルトを持ち続けてるんだ? どうして俺から勝ってないのにそのベルトを肩にかけてるんだよ? なぁ、偽物のチャンピオン」と疑問符を連発した。

 挑戦表明と解釈したデスペラードが「挑戦したいってか? 一人で来れるんだったらな、いくらでも受けてやるんだけどさ」との意向を示すと、DOUKIは「挑戦じゃない。そのベルトは未だに俺のものだ」と主張。「なぁ、いつまでそのベルトの価値を落とし続けるんだ? 偽物の王として、いつまでそのベルトの価値を落とし続けるんだ?」と罵倒し、さらに舌戦を展開すると、「これだけは言っておくぞ。そのベルトは誰もこいつが持ってることに納得してねぇんじゃねぇのか? 本物の王としてそのベルトを獲り戻させてもらうよ」と宣言した。

 これを受けてデスペラードは「俺はよ、予定ビッチビチに詰まってっから自分で予定立てらんぇからよ。立ててくれよ。なぁ、本物のチャンピオン様よ。本物のチャンピオン様なら会社に言うことぐらい聞かせられるんだろう」と要求。DOUKIも「OK、偽物のチャンピオン。そのベルトを懸けて、本物のチャンピオンと試合をするならばいいだろう。もう一つ、俺たちにはな、価値を上げたベルトがあるんだ。相応しい場所を用意してやろうじゃねぇか」と断言。1・4以来となる両者の再戦が実現濃厚となった。


【デスペラードの話】「(※ベルトをテーブルに置いてイスに座り、突っ伏して)いてえ! (※顔を上げ)カミゴェってやっぱ、ヤッバいな! 見よう見まねでこれだもんな。(※顔を上げ、手でアゴのあたりを触りながら)すげえ血の味がする。いてえ!(※と用意されていた缶ビールを開け) えーと、8度目? (※缶ビールでベルトに触れ)よし、おかえり(※と一気に飲み干す) 動いた後、一気飲みしちゃダメなんだよね。YOH。煽りVにも使われてたな。『何がわからないのか、それすらもわからない時間が必ず来る』って。何がわからないかが、わかったんじゃないかな。わからないまんまで実はよかったりする。それはでも『何がわからないのかがわからない』ってのが問題なんで。自分に何が足りてないのか、それって……これは別に俺、何教とかないんですけど。彼がスーパージュニアの決勝で見せた『極上のCHAOS』ってのは、一人でCHAOSメドレーをやってるんじゃなくて、CHAOSの人たちが彼の血肉になってた……出し方がたまたまその“技"というわかりやすい形で出たんであって、彼の立ち振る舞いや所作や戦い方の中にそれが息づいてるのが、彼にとってのそのCHAOSというものだったんじゃないかなと、今思えばね。しゃべりながら考える人間なんでそうなんですけど。自分にとっての“そういう人"は鈴木(みのる)さんで、対戦する相手で言えば石井さんで、金丸さんで、葛西さんで。やはりいろんな人とやって、やらせてもらって勝ったり負けたりして、そうやって覚えて……で、今(※ベルトに触れて)こいつを8回防衛できるだけのものを自分の中に落とし込めたというのが、エル・デスペラードというプロレスラーの財産で。そういう意味じゃ、さっきリング上でも言ったけど、次、神戸大会だよね? 今んとこ俺、ちょっと(カードに)入ってなかったんだけど、DOUKIがあんな感じで来たから、イヤだろうけど、小松っちゃんよぉ、ちょっと手伝ってくれ。別に俺はお前とタッグは組まん。どっかでな、おたがいストレスでケンカ始めるから、それはわかり切ってる。俺はワトとの時に1ヵ月でハゲそうになったから。ちょっと違うけど、彼は。まあそんな感じで、お前とのタッグはない。お前も『ない』って言うだろうし。でも、CHAOSと本隊……『本隊』って言い方はあんま好きじゃないけどな。新日本、くっついたろ。手貸してくれよ。お前だって、あそこのチームには縁がある人間がいるだろ。(※前に乗り出して)というわけです。“カミゴェもどき"で本当に頭クラクラして……ちょっとホントは飲んじゃいけなかった。ああ、あとね、小松っちゃん。あなたには言っておこう。試合の煽りにも入ってたな。“神"を連呼した時に出てくる名前のようなもの。それはねえ……(※立ち上がって)それがあったからカミゴェってものを使おうという思いつきだったんだろうけど、君が使っていい名前じゃないんだ、それは。(※コスチュームに缶ビールを詰めながら)それをねえ、呼んでいいのはねえ……ファレとヒロムだけかな」

※YOHはノーコメント

提供元

プロフィール画像

プロレス/格闘技DX

国内外主要団体の最新ニュースを掲載。選手インタビュー、記者会見の模様や発表事項、日程・対戦カードやイベント情報まで、プロレス・格闘技に関するさまざまな情報を日々配信中。 主な掲載団体…全日本プロレス、プロレスリング・ノア、新日本プロレス、ドラゴンゲート、GLEAT、DDTプロレスリング、大日本プロレス、スターダム、マリーゴールド、WWE、AEW、RIZINなど

あなたにおすすめ