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「金曜に見たくなる!」「リンジーかわいい」4人の体が入れ替わる…家族の絆や葛藤を描くハートウオーミングな作品にほっこり<シャッフル・フライデー>

「金曜に見たくなる!」「リンジーかわいい」4人の体が入れ替わる…家族の絆や葛藤を描くハートウオーミングな作品にほっこり<シャッフル・フライデー>

映画「シャッフル・フライデー」はディズニープラスにて見放題独占配信中
映画「シャッフル・フライデー」はディズニープラスにて見放題独占配信中 / (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ジェイミー・リー・カーティスとリンジー・ローハンが主演を務めた映画「シャッフル・フライデー」が、12月10日に配信開始。同作は2003年に公開された映画「フォーチュン・クッキー」の続編として、全米では8月8日、日本では9月5日に公開され、全米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の一般観客レビューでは91%、公開初日の観客満足度を調査する「CinemaScore」ではA評価を獲得。SNSでは「パワフルな4人の姿に元気がもらえる」「ラストの家族愛にほっこりしちゃった」などの声が多く寄せられている。(以下、ネタバレを含みます)

■“三世代”が入れ替わるドタバタコメディー

シングルマザーのアンナ(リンジー)、母のテス(ジェイミー)、そして高校生の娘・ハーパー(ジュリア・バターズ)の3人はアメリカ・ロサンゼルスで暮らしていた。ある日、ハーパーはイギリス出身の同級生・リリー(ソフィア・ハモンズ)と大げんかをしてしまう。娘の件で学校に呼び出されたアンナは、同じく保護者として呼ばれたハーパーの父でシングルファーザーのエリック(マニー・ジャシント)と運命的な出会いをし、双方は恋に落ちてしまう。

娘同士の距離は縮まることなくむしろ不仲が加速していく中、トントン拍子で“両親”たちの結婚が決まり、2人を祝う婚約パーティーが開催された。そこに現れた何やら怪しい占い師に将来を占ってもらうのだが、そこで放たれた“呪文”により、翌朝の金曜日になるとアンナと実の娘のハーパー、テスとリリー(後の義理の孫)の体が入れ替わってしまう。

シャッフルされたばかりの4人の混乱の様子は、大絶叫や失神の連続でコメディー感満載。とはいえ、このままじゃどうすることもできないことを悟った4人は、自分の体を取り戻すべく力を合わせていく。また、アンナとエリックの結婚を阻止する絶好のチャンスと考えた娘たちは、親同士を引き裂く計画を練ることに。

体が入れ替わった後の4人は、年齢的にも身体的にも若返ったアンナとテスが電動スクーターに乗ったり、スクールライフをエンジョイしたりする一方で、大人になってしまったハーパーとリリーは、入れ替わったことでお互いのことを少しずつ理解していく。いがみ合っていた2人だが、お互いが片親で家族を思う気持ちにうそはなく、彼女たちを取り巻く環境の変化に必死に対応しようとしていたことがよく伝わる。

冷静に考えれば自分の親同士が突然恋に落ち、しかも再婚相手の連れ子は苦手な同級生という、すぐには受け入れがたい条件がそろっており、序盤は恋に盲目な親たちへ彼女たちなりの反抗をしていたことも痛いほど理解できる。

■入れ替わったことで気付くそれぞれの思い

日常ではあり得ない「入れ替わり」が起きたことで、相手の気持ちを知り、家族愛を確かめ合うことができた4人。元の体になかなか戻れず、全力で試行錯誤する4人の姿に思わずクスっと笑ってしまうシーンも多いが、その過程では祖母、母、娘という3世代それぞれについつい感情移入してしまう人も多いはず。そして見終わった後には、心温まるほっこりした気持ちになった。

「フォーチュン・クッキー」では、少女だったアンナが母・テスと入れ替わり、本作では母となったアンナが娘のハーパーと入れ替わる。そんな人生で2度目の“シャッフル”を経験する主人公を演じたのは、今作で初の母親役に挑んだリンジー。ティーン時代から映画「彼女は夢見るドラマ・クイーン」や「ミーン・ガールズ」でアイドル的人気を誇り、私生活でも母となった近年は再びマルチな活躍を見せ、本作でもアンナ役を担うと共に製作総指揮を務めている。

同じく前作に引き続き、祖母になったテスを演じたジェイミー。「第95回アカデミー賞」の主要部門を総なめにした映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で、最優秀助演女優賞を初受賞したことも記憶に新しいジェイミーは、前作でリンジーと共演して以来、プライベートでも親交が深く、再共演した2人の息ぴったりな掛け合いは本作の見どころの一つだ。

さらにアンナの元カレが経営するレコードショップでの一幕では、ハーパー(体はアンナ)が元カレを誘惑する際に流れるBGMがブリトニー・スピアーズのデビューシングル「…Baby One More Time」という粋な演出が。2000年代のポップアイコンだった2人がここで“共演”するという、往年のファンにとってはエモいシーンも映し出されている。ブリトニー世代ではなさそうだが、ブリトニーのLPで顔を隠すリリー(体はテス)の姿も実に面白い。

配信後、視聴者からは「リンジーは母になっても変わらずかわいい!」「やっぱり家族愛はいいね」「ついつい夢中になる」「金曜日に見たくなる」などの声が寄せられている。

タイトルにちなんで“フライデー”に親子で一緒に見ると、グッと感情移入できるかもしれない。序盤から最後まで笑いあり涙あり、そして幸福感あふれるコメディー映画が、週末の始まりを楽しくしてくれそうだ。

映画「シャッフル・フライデー」はディズニープラスにて配信中。

◆文=suzuki
映画「シャッフル・フライデー」より
映画「シャッフル・フライデー」より / (C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.


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