
元日本ハムファイターズ選手で『メジャーリーグ中継』(NHK BS)解説者の武田一浩氏が11日、YouTube『武田一浩チャンネル』に出演。ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平の「今年印象に残ったホームラン」を語った。
■今シーズンのMLBを振り返る武田氏がメジャーリーグの今シーズンを振り返った今回の動画。スタッフから「印象に残っている試合」を質問されると、同氏は真っ先にワールドシリーズ第7戦で山本由伸が登板したシーンを挙げる。
また、同じ試合でミゲル・ロハスが9回表に放った同点ホームランも挙げ、「ライブ配信をしているとき、『スリーボールになったらホームランを打つ』と言ったら本当に打った。これが印象に残っている」と話し、スタッフも同調した。
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■大谷のホームランもその後、武田氏は「大谷が左中間に打った、ワールドシリーズのブルージェイズ戦かな」と大谷に言及。
「打った瞬間にホームランとわかるような打球で、『もう1本ぐらい出るよ』と言って、本当に出たやつ。あれはかなり印象に残ってますね。失投を絶対に見逃さずに仕留めた、あのへんはすごく印象に残っている」とワールドシリーズ第3戦のホームランを挙げた。
スタッフが「ナショナル・リーグの優勝決定シリーズも凄かったですね。3本ホームランを打った試合です」と語ると、武田氏も「あの日も凄いよ。ポストシーズンで凄い試合が多すぎて、シーズン中のことを忘れているよ。ワールドシリーズは面白かったよ。あっさりじゃなく、どっちが勝つかわからなかったから、すごく面白かったね」と絶賛していた。
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■白熱した展開になったワールドシリーズ武田氏が絶賛したのは、ワールドシリーズ第3戦で飛び出したホームラン。ドジャースは大谷が221勝右腕のマックス・シャーザーからホームランを放つなどしてリードするも逆転され、7回裏に入っていた。
1点ビハインドの状況で大谷がレフトスタンドにこの試合2本目となる同点ホームラン。その後、延長18回まで試合がもつれ、ドジャースがフレディ・フリーマンのサヨナラホームランで勝利した。
今回のワールドシリーズは7戦目までもつれたが、ギリギリのところでミスをせず、好プレーが飛び出したドジャースが連覇を達成した。ブルージェイズは打球がフェンスの溝にハマってしまうなどの不運もあり負けてしまったものの、その戦いぶりは素晴らしいものがあった。
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■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)