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“世界の歌姫”テイラー・スウィフト、36歳の誕生日 “歴代最高興収”ツアーでは約1017万人を動員した若きレジェンドの軌跡

“世界の歌姫”テイラー・スウィフト、36歳の誕生日 “歴代最高興収”ツアーでは約1017万人を動員した若きレジェンドの軌跡

テイラー・スウィフト
テイラー・スウィフト / 写真:AP/アフロ

世界中をとりこにする“歌姫”テイラー・スウィフトが12月13日に36歳の誕生日を迎えた。2023年3月から2024年12月にかけて開催したワールドツアー「THE ERAS TOUR」では、合計149公演、毎公演45曲以上を披露。チケット売り上げ総額は20億7761万ドル以上で歴代最高を記録し、販売されたチケットの枚数は1016万8008枚、コンサートフィルム「テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR」の世界興行収入は2億6100万ドルに及んだ。

2025年10月3日には12作目となるアルバム『The Life of a Showgirl』をリリースし、米国では初日だけで270万枚(フィジカル+デジタルDL)を販売し、“2025年に全米で最も売れたアルバム”となった。さらに翌日には300万枚セールスを突破し、全米音楽史上最速で300万枚のセールス記録を樹立。数々の伝説を生み出し続ける“リビングレジェンド”テイラーのキャリアを振り返る。

■カントリーミュージックを愛する少女が世界の歌姫に

テイラーは1989年12月13日、米国ペンシルベニア州ウェスト・レディングで生まれた。幼い頃にミュージカルに興味を持ち、ブロードウェーでも歌や演技のレッスンを受けたという。人気カントリー歌手のパッツィー・クラインやシャナイア・トゥエインの歌を聴いたのをきっかけにカントリーミュージックに興味を持つように。

ポップスやロックをはじめ、いろんな音楽の要素を取り入れた楽曲で世界中の音楽ファンを魅了しているテイラーだが、ミュージシャンとしてのスタートは“カントリーミュージック”だった。12歳でギターを弾き始め、初めて作曲も行った。14歳になると父親の仕事の都合でテネシー州ナッシュビルに引っ越す。“カントリーミュージックの聖地”とも呼ばれる同所でスカウトされ、2006年6月にシングル「Tim McGraw」でデビューを果たす。同年には自身の名を冠した1stアルバム『テイラー・スウィフト』をリリースした。

アコースティックギターを片手にブロンドヘアやカウボーイブーツ、ドレッシーなワンピーススタイルで、同世代の女性を中心に瞬く間に最注目のアーティストとなった彼女は、20歳のときに2ndアルバム『Fearless』(2008年)で第52回グラミー賞の主要部門の一つ「最優秀アルバム賞」を史上最年少で受賞する快挙を達成した。

華々しい活躍の一方で、デビュー間もない新人歌手の才能を妬んだり、疑問視したりするいわゆる“アンチ”も増えていくが、2010年にリリースした3rdアルバム『Speak Now』では、全曲1人で作詞作曲を担当し、雑音をシャットアウトする圧倒的な実力を証明。

さらに、これまでカントリーミュージックを中心としてきた路線を一気にポップ路線へ変更し、大きく躍進を遂げたのが4thアルバムの『Red』だ。

リード曲「We Are Never Ever Getting Back Together~私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」は踊りたくなるようなダンサブルなサウンドと耳心地のいいテンポで、2010年代を象徴する一曲になったと言っても過言ではない名曲。人気恋愛リアリティーショー「テラスハウス」のオープニングテーマに起用されたこともあり、日本では彼女のファン以外にも広く浸透し、つい口ずさんでしまう楽曲として流行した。

彼女の躍進はとどまることを知らず、2014年にリリースした5thアルバム『1989』は、自由に生きようと歌った「Shake It Off」を筆頭にポップサウンドに振り切った作品が話題となり、第58回グラミー賞で2度目の「最優秀アルバム賞」を受賞。授賞式にて当時26歳だった彼女は、スピーチで全ての若い女性に向けた力強いメッセージを送り、多くの共感を呼んだ。

音楽業界を引っ張ると同時に多くのバッシングや見えざる壁とも闘ってきたテイラー。一時期、表舞台からしばらく身を引いたこともあったが、2017年に6thアルバム『Reputation』で自分に向けられた“評価”を跳ね返すようなダークサウンドで再び音楽シーンに戻ってきた。

2019年には「愛」にまつわる多様な感情をテーマにした7thアルバム『Lover』をリリースするも、本作を引っ提げたツアーが新型コロナウイルスの影響で中止に。終わりの見えないコロナ禍に世界中が陰々滅々な日々を過ごす中、テイラーは『folklore』『evermore』(ともに2020年発売)の2作をリリース。特に『folklore』は、発売の数時間前にリリース情報がアナウンスされるというサプライズでファンを驚かせた。

2022年には10thアルバム『Midnights』をリリース、2023年には過去の全てのアルバムから曲を披露するワールドツアー「THE ERAS TOUR」をスタートさせ、チケット入手困難のプレミアコンサートは合計149公演で約1017万人を動員した。

新たな作品をリリースし続ける一方で、2019年に自身の楽曲権利が売却されたことを受けて、2021年から“自分の作品を取り戻すための”再録プロジェクトとして「Taylor’s Version」を発売開始。2025年の5月には、全楽曲の原盤権(マスター音源の権利)を取り戻したことを明かしている。

さらに、8月には以前から交際していたNFLのトラヴィス・ケルシー選手との婚約を自身のInstagramで発表し、多くのファンから祝福を受けた。

■“伝説のツアー”の裏側を映し出すドキュメンタリー

そして世界の音楽シーンのトップに君臨し続けるテイラーの最新ツアー「THE ERAS TOUR」の舞台裏を収めたドキュメンタリーシリーズ「The End of an Era」と、同ツアーの最終公演の様子をフルで収録した「Taylor Swift | The Eras Tour | The Final Show」が、12月12日にディズニープラスで独占配信開始。

「The End of an Era」は、「THE ERAS TOUR」の企画から舞台裏、その影響までを描いたドキュメンタリー作品で、劇中では彼女と公私にわたって親交の深いエド・シーランやサブリナ・カーペンター、彼女のスタッフや家族にもスポットを当てた見応えのあるドキュメンタリーが全6話で構成されている。

また、カナダ・バンクーバーで撮影された「Taylor Swift | The Eras Tour | The Final Show」は、11thアルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』(2024年)の全楽曲が収録されたフルコンサートフィルムとなっている。

2026年にはデビュー20周年を迎えるテイラー。約20年もの間、全世界を魅了し続ける彼女の軌跡を追いながら、至高の音楽体験を味わえば、幸せな年末を迎えられそうだ。

◆文=suzuki
「The End of an Era」キービジュアル
「The End of an Era」キービジュアル / (C) 2025 TAS Rights Management LLC







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