今田の活躍をバックアップする“実行部隊”として「S氏」という人物が報じられている。彼について、別の芸能プロマネージャーが証言する。
「S氏はケイダッシュの幹部であるとともに、田邊会長や川村会長の力を背景に会社の枠を超えて、今田に限らず芸能人や著名人のCMキャスティングやテレビ番組のブッキングに水面下で精力を注いできた実績があります。16〜17年にかけて放送された報道番組『ユアタイム』(フジテレビ系)のメインキャスターを務めた市川紗椰(38)を売り出したことでも知られ、彼女との親密な関係も業界内で注目を集めました。谷原章介(53)とも私生活で仲がよく、『めざまし8』( フジ系)のメインMC抜擢に一役買ったともっぱらです」
つまり、今田のためにCM出演のオファーを広く募るのにうってつけの人物だったのだろう。
現に、近年では元フジテレビの加藤綾子(40)のCMキャスティングにも1枚かんでいたようだ。
「加藤のCMも、今田とほぼ同程度の報酬割合と言われています。もっとも、加藤や谷原の所属事務所社長・瀧藤雅朝氏は現在、芸能界最大の業界団体である『日本音楽事業者協会』の会長を務める実力者です。今田のケース同様にS氏を頼ってというよりは、あくまで田邊会長や川村会長の意向を受けた事務所間のビジネスだったと思われます」(芸能デスク)
今田や加藤クラスの人気芸能人のCMギャラともなれば、1本5000万円近くに上るとも。積もり積もって3億円訴訟とは話が大きいが、恩人に反旗を翻した今田サイドの今後を危ぶむ声が噴出している。
広告代理店関係者も危機感を隠さない。
「現在のCM契約本数が15社で4位の今田ですが、朝ドラヒロイン、紅白司会効果で、来年上半期にはおそらく2位にまで食い込むと見られていました。ところが、騒動勃発で広告代理店はてんやわんやです。新規契約がストップされる可能性があり、26年の年間CM女王の座も危うい。たとえ所属事務所に正当性があったとしても、揉めている事実は変わらないからです。民放ドラマも同様で、テレビ各局のキャスティング担当者もトラブル報道を受けて起用に二の足を踏んでいるといいます」

