
今、公開型オーディションが熱い。2024年に行われた「No No Girls」(Huluにて完全版を配信中)から誕生したHANAがデビュー1年目で「NHK紅白歌合戦」に出演したり、同じく2024年に行われた「timelesz project – AUDITION –」(Netflixにて配信中)を経て生まれた8人組の新生timeleszの快進撃ぶりなど、これまで以上にオーディション番組が全国規模の人気者への登竜門となっている。さらに昨今では“世界で活躍する日本人”が存在感を発揮するオーディション番組も。日本人メンバーの活躍に注目したい2025-2026年の番組を3つ紹介する。
■“世界を感動させる日本人”1人を選ぶ…「WORLD SCOUT THE FINAL PIECE」

今最も期待を集めているのが、2026年の全米デビューを見据えたHYBE×Geffen Recordsスカウトプロジェクト。世界3大音楽会社の一つであるユニバーサルミュージックグループ「Geffen Records」とタッグを組み、グローバルマーケットに勝負をかける「HYBE America」からデビューする初の日本人アーティストを“1人だけ”発掘するプロジェクト「WORLD SCOUT THE FINAL PIECE」(2026年春、ABEMAにて放送)だ。
■スタジオキャストに指原莉乃、ルセラSAKURA&KAZUHAも
実は、デビューメンバー4人のうち3人はすでに決まっている。HYBE初のアメリカ拠点グループKATSEYE(キャッツアイ)を生んだオーディションプロジェクト『The Debut: Dream Academy』の練習生として参加をしていたエミリー(EMILY)、サマラ(SAMARA)、レクシー(LEXIE)の3名が決定しており、このオーディションで決まるのは“最後のピース”となるメンバー。世界を感動させる“1人”に出会うためのスカウトプロジェクト、というわけだ。
スタジオキャストも豪華。指原莉乃、LE SSERAFIMの日本人メンバーSAKURAとKAZUHA、そしてオーディションプログラム「R U Next?」(2023年)から生まれたILLITの日本人メンバーMOKAとIROHAが参加者たちの挑戦をサポートする。オーディションは2026年春に行われ、デビューグループは2026年中の全米デビューを目指す。

■ワールドクラスのダンスクルーを決める「WSWF」
今年日本人メンバーが躍進したオーディション番組が、世界各国から国別対抗戦でワールドクラスの“ダンスクルー”を決めるサバイバル番組「WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER(WSWF)」(ABEMAで配信中)。
同番組は、韓国でメガヒットした「Mnet」のダンスサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER(SWF)』の第3シーズン。韓国、ニュージーランド、アメリカ、日本、オーストラリアといった、各国を代表する実力派クルーが国別対抗戦でダンスバトルを行い、真のワールドクラスのダンスクルーを決める。
開催前の優勝国予想では、日本/東京チーム「RHTokyo」が1位に。「RHTokyo」と大阪代表「OSAKA Ojo Gang」の“日本対決”や、人気曲の振付コピーチャレンジなどの“K-POPミッション”、TWICEメンバーがスぺシャルダンサーとして出演し挑戦者と共演する“メガクルーミッション”など、多彩なステージが用意された。

メガクルーミッションではOSAKA Ojo GangメンバーのHANAと、その実妹であるTWICE・MOMOの貴重な共演シーンも。番組オリジナルテーマ曲をクルーに合わせてアレンジする“OSTミッション”ではOSAKA Ojo Gangがヘルメットを着用し登場。審査員のJ.Y.Parkも目を見張るパフォーマンスを繰り広げるなど、頭一つ抜きん出た活躍を見せている。勝利の行方はもちろん、各ミッションで繰り広げられる世界最高峰のダンスチームのパフォーマンスも見逃せないダンスの祭典だ。

■ダンサー・ユメキがXトレンド入りの活躍!「BOYS II PLANET」
もう一つ、日本人メンバーの活躍が注目を集めた2025 年のオーディション番組が、「BOYS II PLANET」(ABEMAで配信中)だ。
シリーズ第1弾「BOYS PLANET」は、ファイナルまで勝ち抜いてデビューした「ZEROBASEONE」をはじめ、ファイナリスト18人全員がグループもしくはソロとしてデビューしているとあって今回も熱い注目が注がれたが、その中でもファイナルまで進出した日本人練習生・ユメキの活躍が、SNSを大いに沸かせた。
数々のK-POPアーティストの振付を手がけてきた人気振付師であり、ダンサーとしても活躍してきたユメキは、24位までセミファイナルに進出できる「第2回生存者発表式」を22位でギリギリ通過。16位までがファイナル進出となる「第3回生存者発表式」では第9位にランクインし、日本人として唯一、10週間の熾烈なミッションを勝ち抜いてファイナルに進んだ16人のひとりになった。

ファイナルミッションでは、類まれなパフォーマンススキルを見せてきたユメキがキリングパート候補となる展開も。スキルとスター性を兼ね備えたパフォーマンスは必見だ。その活躍は熱い注目を集め、番組終了時にはSNSで「おつかれさま!」「本当にかっこよかった」「ずっとずっと大好き」「ユメキ最高だよ」といったあたたかいコメントがあふれ、日本トレンドに“ユメキ”がランクイン。今回デビュー組には選ばれなかったものの、世界にその存在を示したユメキの今後の活躍に注目したくなる、そんなパフォーマンスを見せてくれている。
■ENHYPENやILLIT誕生の瞬間も!日本人が輝く既配信のオーディション番組
オーディション番組の配信作品が豊富なABEMAでは、ほかにも日本人が世界を驚かせたオーディション番組が多数ラインナップされている。
現在も熾烈な戦いが続くグローバル“バンドメイキング”プロジェクト『STEAL HEART CLUB』(毎週火曜夜10:00、ABEMA)は、参加者50人のうち日本人は4人。中でも11月25日に日韓同時放送された第6話では、日本人ギタリスト・ケイテンが1位を獲得するなど、熱い活躍を見せている。

ほかにも、ENHYPENのNI-KIや&TEAMのK、TAKIのデビュー前の姿が見られる「I-LAND」(2020年)、ファイナルまで勝ち抜けたMOKAとIROHAがILLITとしてデビューした「R U Next?」(2023年)、日本人参加者のカズタが圧倒的な存在感で勝ち抜きn.SSignとしてデビューをつかんだ「青春スター」(2022年)など、グローバルに活躍する日本人の活躍が目の当たりにできるオーディション番組も配信中だ。

