
「本来いじめる側が悪いはずなのに、『この人がこれをやったから』とか、後付けでよく分からない理由を足したりする。それが問題を複雑化させている」と指摘した。

また、りんたろー。は過去の取材経験にも触れ、「ネグレクトを受けた人が親になることをすごく恐れる、そういう人たちを取材したことがある」と明かした上で、「いじめていた本人とか親とか、傷がついた原因に立ち戻って解決しなきゃその傷は癒えないと考えていたけど、違う人が寄り添ってくれればその傷は癒えるような気がする」と語った。
さらに、「加害者がいろんな問題を抱えていて、そういうことに至っている。そこの問題も解決していかないと」と、社会全体で向き合う必要性を強調した。
兼近は「子どもってすごい残酷で、相手に対する配慮をまだ知らない時期。『自分がこう思ったからこうした』っていうのが強い時期だと思う」とした上で、「いじめをしていた人たちがすごく未熟で、今何してるか知らないけど、そいつらに今こういう状況になってる人がいるよって伝えることで、自分の周りの人たちや自分の子どもたちに、二度とそういうことをしないようになっていくと思う」ともコメント。「いじめ後遺症というものを発信して、広めていくということはすごく大事なこと」と締めくくり、被害の可視化と理解の重要性を訴えました。
