気づけば寝る時間を削って頑張っていませんか?
しかし、睡眠不足は肌にも心にも深刻なダメージを与えてしまいます。
毎日頑張っているからこそ、睡眠は大事にしたいものです。
この記事では、忙しくても今日からできる“ぐっすり美人”習慣を、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに教えていただきます。
寝る時間も削って頑張るあなたに伝えたいこと

「あと10分だけ」「このメールだけ返してから」とあれこれやっているうちに、気づけば日付が変わっていた。
そんな日はありませんか?
現代女性の多くは、仕事も家庭も頑張る、いわゆる“マルチタスクWOMAN”といえます。
しかし、睡眠不足は美容にもメンタルにも大敵です。
厚生労働省の調査によると、睡眠時間が6時間未満の人は、7時間以上眠る人に比べて疲労感や注意力低下のリスクが高いといわれています。
また、睡眠不足は肌のバリア機能を低下させるなど、デメリットがたくさんあるのです。
とはいえ、忙しいなかで「早く寝なきゃ」と焦るのも逆効果。
ポイントは、“時間の長さ”ではなく“眠りの質”を上げることです。
“ぐっすり美人”が実践している3つのひと手間

睡眠の質を上げるには、夜の過ごし方がカギです。
ここでは、美容やメンタルにも効果的な寝る前の習慣を3つご紹介します。
スマホはベッドから離したところへ
寝る直前までスマホを触っていませんか?画面の光(ブルーライト)は脳を覚醒させ、眠気を遠ざけてしまいます。
スマホはベッドから手の届かない場所に置くのがポイント。
寝る前30分は、デジタルデトックスタイムにしてみましょう。
「通知を気にしない時間」をつくることで、思考がスッと落ち着き、自然と入眠モードに切り替わります。
次の日の起床などに不安がある場合は、目覚まし時計を用意するのもおすすめです。
温かい飲み物で緊張をほぐす
寝る前にホットミルクや白湯をゆっくり飲むだけで、からだも心もリラックスしやすくなります。これは、温かい飲み物が副交感神経を優位にして、からだを「おやすみモード」に導いてくれるからです。
お気に入りのマグカップを使って「自分をいたわる時間」を過ごすことで、1日の疲れがすっとほどけていくでしょう。
入浴 お風呂後1〜2時間以内に就寝
人は体温が下がるときに自然と眠気を感じます。そのため、「お風呂で一度体温を上げ、その後ゆるやかに下げる」ことが大切。
就寝1〜2時間前の入浴が理想といわれています。
ぬるめ(39〜40℃)のお湯に15分ほど浸かると、からだへの負担も少なく副交感神経が優位になりやすいです。
また、「お風呂→スマホ→寝落ち」という流れを、「お風呂→ストレッチ→就寝」に変えるだけでも、翌朝の目覚めが格段にスッキリしますよ。
