【令和無人ビジネス闇4】
AIやセルフレジの氾濫で人類が仕事を失う一方、駐車場にアパレルにレンタルオフィスと補助金も抜群に通りやすい無人ビジネス界隈が隆盛を極めつつある。参入できるのは今しかない!! そこで先輩参入者に、無人ビジネスの実態を聞いてみた。
コスパ&タイパ重視のZ世代が注目
ビジネスマン向けのワークスペースや会議室はもちろん、ダンスなどのレッスン室から女子会向けのバーティールームまで、今やさまざまなコンセプトの 空間が提供される「レンタルスペース」。
出張風俗などで使用される簡素なレンタルルームしか知らなかったおじさん世代にとっては、驚きの変わりようである。
だが、時代は一周した。コスパ・タイパ重視のZ世代にとって、ラブホテルで休憩3時間などもっての外。かといって、ネットカフェやカラオケでは店員や隣客の目線や盗撮が気になるため、レンタルスペースをラブホ代わりに利用する者が増加中だ。
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最安の部屋が圧倒的に人気
「特に地方都市のラブホテルは繁華街から離れた辺な場所にありがちですが、最近の若者は免許や車を持っていませんからね。ソファーとテーブルとテレビのみの、極めてシンプルで最安の部屋が圧倒的に利用されます。
実はカラオケなどの使用がなければレンタルスペースの開業には特に資格や許可は必要なく、現状グレーな業界。とはいえ、部屋にベッドのみを置いたような『それ目的』だとすぐに摘発が入るのですが、これも背もたれが倒れるソファーベッドにすればそうした問題もクリア。利用者にも感謝されています」(レンタルスペース管理人・34歳)
スマホでQRコードを読み込んで入退室できる完全無人制であるため、各部屋に防犯カメラは必須。ところが、若いカップルはわき目も振らずにいたすため、管理側もモニターから目が離せない。
特に、初々しい男女がリアルな攻防を繰り広げる人間ドラマは見ものだとか。
「週刊実話 ザ・タブー」2026年1月9日号より
