ゲーム内の家具を完全再現
部屋が完成したので、ここからは大量の家具を作っていきます。まずは、マイクラでの生活には欠かせない「かまど」と「作業台」を制作。かまどの石のテクスチャーやふちの細いライン、作業台の上にある格子模様や側面に書かれた工具類まで、全て粘土で表現します。小指の爪より小さい工具を作る作業は、見ているこちらの気が遠くなりそうです。
さらに、室内を彩る観葉植物も作ることにします。マイクラ世界での木の葉っぱは、ブロックの表面に色が散らばった隙間のあるデザインとなっているのですが……。SNAILさんは、小さくちぎった葉っぱを大量に並べて押しつぶす方法で、葉っぱ同士をランダムに貼り付けます。同じ方法で5枚の“葉っぱの板”を作って直方体になるよう組み立て、内側に茶色い粘土で作った木の幹を接着すれば、ゲームのビジュアルを見事に再現した観葉植物の出来上がりです。
続いて、シンプルなベッドやソファ、クッション、ラグ、テーブルなどの家具も次々に制作。クッションは、敵キャラクター・クリーパーの顔をモチーフにしました。さらに、ゲーム内でアイテムをしまうのに必要なチェストも作ってベッドの横に配置します。
本や額縁などのミニチュアも用意
茶色の粘土で仕上げた本棚の中には、カラフルな本を大量に作って入れます。本棚の上に置くための小さなお花の鉢植えも作りますが、数ミリほどのサイズの花びらや葉っぱももちろん全て四角です。さらに装飾品として、ツルハシとダイヤの剣を収めた額縁も作って壁に飾りました。
家具はほとんど完成しましたが、テーブルの上に食事も置くことに。マイクラのゲーム中には登場しないメニューですが、カクカクしたベーコンエッグとクロワッサンを作って四角いモーニングプレートの上に盛り付けます。飲み物は、着色レジンで作った青いポーションです。

