1番気になるのは笑って過ごしているかどうか
内山さんの愛娘も、いつしか思春期を迎え、そして成人する。そんな中で、内山さんはこれからどんな人生を歩んで欲しいと考えているのだろうか。
「2人とも今はおてんば娘ですけど、そのまま元気に成長して、勉強やスポーツなど、興味のあること何にでもチャレンジして欲しいです。いつまで僕が生きているかはわかりませんが、せめて2人が成人するまでは、父親としてサポートしていきたいですね」
娘を持つ男親としては、彼氏ができたり、結婚相手を連れてくることにショックを受けるというのもよくある話……内山さんにその点について聞くと、一気に表情が険しくなった。
「複雑ですね。長女の絃ちゃんが2歳の頃、ほっぺにチューしてきた男の子がいたんですけど、すでにイラッとしちゃいましたから(笑)。
ただ、恋愛は傷つくこともあると思うんですけども、人生を豊かにしてくれるものだと思います。何もないよりは、大切な人に出会えた方が良いですよね。ある日、街中でばったりと娘と彼氏が歩いているところを目撃するよりは、紹介してもらった方が安心はできますね(笑)」
最後に愛する我が子に将来読んで欲しい、内山さんからのメッセージを残してもらった。
「内山家に生まれてきて楽しかったと思ってくれたらうれしいですね。自分ができる範囲で、これからもたくさんのことを経験させてあげたいです。それは、2人が成長するまでずっと変わらない教育方針です。
僕ら両親ができることは、彼女たちが生きやすいように、いろんなことを整理してあげること。それ以外は、自分たちの力でたくさんのものを築いていって欲しいです。少しの足しになるぐらいのお金は、残してあげたいと思っていますが。
大変なこともいろいろあるけれど、人生は自分自身で切り開いていかないといけない。僕に似て欲しい点はメンタルの強さですね。似て欲しくないところはめんどくさがりなところ。家事の能力は奥さんに似て欲しいと切に思っています。
けど、本当に父親として1番気になるのは将来、子どもたちが笑って過ごしているかどうかです。辛い時、人が1番最初に失うのは笑顔ですから。でも僕は生きる上で1番大切なのは笑っていることだと思っています。2人が笑って過ごしてさえいれば、親としてこれ以上の幸せはありません」
〈前編はこちらから『「父親も一緒に成長中です」内山信二(44)が“イクメン幻想”を捨てた理由』〉
取材・文/中山洋平 撮影/藤木裕之

