マクラーレンのランド・ノリスは、アブダビで自身初のF1チャンピオンを獲得した直後、特にルイス・ハミルトン(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に向けた過去の発言を振り返った。
彼が発言を後悔していると語ったのは、チャンピオンとマシンのパフォーマンスを結びつけるコメント。例えば2020年、当時ハミルトンはF1で91勝目を挙げ、ミハエル・シューマッハーの偉大な記録に並んでいたが、ノリスはその偉業を軽視する発言をしていた。
「彼にはおめでとうと思っているけど、それだけだ。僕にとってそれ以外の特別な意味はない。彼は基本的に全てのレースで勝つべきマシンに乗っているんだから」
2024年のハンガリーGP後にも、ハミルトンとノリスには気まずいやり取りがあった。ハミルトンがマクラーレンのマシンは速いとコメントしたところ、ノリスは「7年前も君は速いマシンを持っていた」と答え、「君は速いマシンを持っていて、それを最大限に活用していた。今は僕たちがそれをやっている」と付け加えた。
最近では、フェルスタッペンがマクラーレンMCL39に乗っていたとしたら、最終戦を前にとっくにチャンピオン獲得を決めていたと主張したことに対し、ノリスはフェルスタッペンを批判。「マックスは普段は物事をかなりよく理解しているが、時にはナンセンスなことを言うこともある。レッドブルらしい攻撃的なアプローチと、常にナンセンスな発言を繰り返すのが特徴だ」と、フラストレーションを露わにした。
しかしタイトルを手にした今、ノリスは過去の発言を後悔の念を込めて振り返る。
「自分が時々馬鹿げたことを言ってしまうこともあるし、マックスについて言ったり、過去にルイスについて言ったりしたこともあった。みんなが話題にするようなことをね」
そうノリスは認めた。
「中には後悔しているものもあり、取り消せたら、口にしなかったのにと思うこともある」
いくつかのコメントは厳しいように聞こえたが、ノリスは「誰よりも他人に敬意を払っている」と自認している。「オスカー・ピアストリをとても尊敬している。マックスをとても尊敬している」と、新王者は主張する。
「ルイスにはできる限りの敬意を払おうとしている。彼は7度のF1王者で、シューマッハーに匹敵する、F1史上最高のドライバーだ。僕は彼に全く遠く及ばない。近づくことすらできないかもしれない。そしてついに、彼が持っている7つのタイトルのうち、ひとつを僕が得ることができたんだ」
「クールダウンルームなどで言ったかもしれない発言を後悔しているかって? そうだね」
「でも、そういう発言の多くは、感情が高ぶった瞬間に起こるんだ。口にした瞬間、『一体なぜあんなことを言ってしまったんだろう?』って思う。だから、できる限り正直でいるようにしている。常に真実を伝えるようにしているんだ。決して間違った印象を与えないように気をつけている」
「もし僕たちが勝てると思ったら、『勝てると思う』と言う。レッドブルが速い、あるいは速くなる可能性が高いと思ったら、そう言う。常に正直でいるようにしている。隠すことで得られるものは何もないんだからね」

