男子テニス元世界1位のラファエル・ナダル(スペイン/現39歳)が、12月12日に自身の公式インスタグラム(@rafaelnadal)を通じて右手の手術を受けたことを明かした。
“クレーキング”と称されるナダルは、四大大会22勝を含む計92のツアータイトル、さらには通算209週にわたる世界ランキング1位在位など数々の輝かしい功績を残したレジェンド。昨年11月、母国スペインで開催された男子国別対抗戦「デビスカップ(デ杯)・ファイナル8」を最後に、約23年に及ぶ現役生活に終止符を打った。
引退後は大会会場を訪れたり、自身が運営する「ラファエル・ナダル・アカデミー」に顔を出すほか、ゴルフやテーマパーク、日本旅行などを楽しむなど、充実したセカンドキャリアを送っている様子だ。
そんな中、ナダルはこのほど、右手にギプスを巻いた写真を添えて投稿。「どうやら2026年の全豪オープンには出場できそうにありません。長年悩まされていた手首の問題で手術を受けましたが、すぐに良くなることを願っています」とジョークを交えながら綴った。
このユーモアを交えた投稿を見たファン、フォロワーからは「早く良くなりますように」「ゆっくり休んでね」などの励ましコメントの他、「片手でも勝てるよ」「代わりにラファ・ジュニアを出して」「左手は大丈夫だね」「ローランギャロスでプレーできることを願っています」「2027年に待ってるよ」といったユーモアで返すコメントも数多く寄せられている。
ナダルは24年の全豪を左足の負傷により欠場しており、同大会への最後の出場は2023年。2回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/現112位)と対戦した際に左股関節を痛め、ストレート負けを喫していた。
なお、ナダルは今月17日から21日にかけてサウジアラビア・ジェッダで開催される「ネクストジェンATPファイナルズ」の会場を訪れる予定となっている。
構成●スマッシュ編集部
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