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主演俳優が「次々死亡」! 本当にあった命を奪う「呪いの映画」戦慄のタイトル

主演俳優が「次々死亡」! 本当にあった命を奪う「呪いの映画」戦慄のタイトル

アントラムのポスター

【恐怖の銀幕ミステリー1】
ホラーからコメディーまで、なんの因果か、人々を呪い殺す映画がこの世には存在する。あなたが公開を待ち望んでいるその映画も、呪われた映画かもしれない…。

呪いの映画をドキュメンタリー風に描いた最恐シネマ

2020年、映ってはいけないものが映り込み、40年間封印されてきた映画が日本でも公開された。そのタイトルは『アントラム 史上最も呪われた映画』。

1979年、アメリカで製作された映画『アントラム』は、80年代に複数の映画祭に招待されて上映されるも、会場で観客が次々と不審死を遂げ、オカルトマニアを集めたハンガリーの上映会では、その最中に火災が発生。56人もの死者を出してしまった。

以降も、米サンフランシスコの上映会では妊婦が死亡し、その混乱で暴行事件に発展するなどトラブルが相次ぎ、とうとう映画は封印されるに至ったのである。

日本で公開された映画は、近年オークションに出品された『アントラム』のフィルム映像に加え、監督さえも不明で、悪魔が作ったとも言われている『アントラム』の謎を解くドキュメンタリー映画なのだ!

……というのは建前で、実は『アントラム』という映画自体がこの世には存在しない。『アントラム 史上最も呪われた映画』は、架空の物語をドキュメンタリー風に描く「モキュメンタリー」という手法で製作された、まったくの作り話だったのである。

ここで「やっぱり呪われた映画など存在しないのか」と安心したり、落胆するのはまだ早い。世界には、出演者、スタッフ、観客を次々と殺害した「本当に呪われた映画」が実際に存在するのである!

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終わらない! 主演俳優に待ち受ける“死の連鎖”

呪われた映画と言われて、もっとも有名なのは『Atuk(アトゥック)』だろう。そんな映画聞いたことない! という読者も多いと思われるが、それもそのはず、この映画はいまだ完成していないのだ。なぜならば、主演にキャスティングされた俳優が、5回連続で5人ともに死亡してしまったからである。

1963年に発売された、カナダの作家モルデカイ・リッチラー氏の小説『The Incomparable Atuk』に目をつけたハリウッドのノーマン・ジェイソン監督が、この小説の映画権を獲得して、1970年代には映画化に着手し始めたと言われている。

まず最初に主演としてキャスティングされたのは、映画『ブルース・ブラザース』の兄役で有名なコメディ王ジョン・ベルーシだった。『Atuk』はコメディ映画のため、これはうってつけの配役だったが、撮影開始直前に、ベルーシが高級ホテルの一室で死亡しているのが発見される。原因は危険薬物の過剰摂取であった。

この時点ではまだ、単なるスターのスキャンダラスな死亡事故であり、『Atuk』が呪われた映画だと思った者はいなかっただろう。しかし、その後、2代目の主演俳優サム・キニソンが『Atuk』の撮影スタジオへ向かう途中に自動車事故で死亡し、3代目の主演ジョン・キャンディが心臓発作、4代目の主演クリス・ファーレイが薬物中毒で亡くなると、ただの偶然では片づけられなくなってきた。

1970年代から製作が計画されたいた『Atuk』であったが、この時点ですでに1997年を迎えていたのである。

恐怖の銀幕ミステリー2】へ続く

週刊実話増刊『発禁! 最恐の心霊現象2025夏』より

配信元: 週刊実話WEB

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