・こうなった
まあ、不味いってことはないんじゃないか? 思いついた時点でそう思ったけど、20分くらい経過した段階でかなり良い香りが漂いだした。早くも成功の予感。
炊飯完了したので数分蒸らして開けてみたところ……
仕上がっとるな。
松屋のつゆでお焦げもついて良い感じに見える。混ぜてみたら、牛肉量のバランスも良い。木の机に置くと、そこはかとなく京都みすら感じる炊き込みご飯っぷりである。嘘みたいだろ? 松屋の牛めしなんだぜ? これ。
さっそく食べてみよう。はむ!
ふぅ……やれやれ……
想像以上だ。
・幻の左
ウマイだろうとは思っていたけどこれほどとは。全体に溶け込む松屋の和風味を塩こんぶ先輩がしっかり支えていて、まるで料亭みたいな味になっている。味の方向性に高級感があると、牛めし基準の肉の大きさや量が凄く贅沢に感じられた。高級系の炊き込みご飯でこんなに牛肉入ってることって基本ないから。
ちなみに、これまでの経験値で言うと、炊き込みご飯はバターをトッピングするとウマイ。そこで松屋牛めし炊き込みご飯においてもバターをトッピングしてみたところ……
ウマすぎてもはや自分が怖い。バタートッピングは上品な味ではないんだけど、そういった上下の壁を全てぶち抜くらいのインパクトがある。炊き込みご飯界の「幻の左」だ。
