
アニメ「ワンパンマン」の第33話「童の勇」(毎週日曜夜11:45-0:15、テレ東系/ABEMA・dアニメストア・ディズニープラス・Hulu・Leminoほかで配信)が12月7日に放送された。前話での閃光のフラッシュ(CV.鳥海浩輔)に続き、今話は童帝(CV.高山みなみ)の戦いをクローズアップ。転生フェニックス男(CV.前田弘喜)との激闘が描かれた。(以降、ネタバレが含まれます)
■何度でも復活するフェニックス男
前話で童帝にあっさり倒されたフェニックス男。脱出の途中、その亡骸を見たワガンマ(CV.清水彩香)は、少し前に放送していたコメディ番組「アニマル帝国」のマスコットキャラクター、ドンカンバードだと驚く。名前の通り鈍感で、バカだからよく死ぬが、鈍感だから何事もなかったように次の放送で復活すると童帝に教えるワガンマ。「もしそのキャラ設定を引き継いでいたら…」と童帝が警戒をした直後、まばゆい輝きと共にフェニックス男が転生フェニックス男として復活する。
さらに、着ぐるみ姿は人型の姿に変わり、災害レベルは竜へと変化。童帝が張ったシールドをたやすく貫くほどに向上した戦闘力をもつ転生フェニックス男に対し、童帝は最終兵器であるブレイブジャイアントを使用する。
「フェニックスヒートアップ爪攻撃」、「超振動小刀」、「フェニックスホーミング羽根攻撃」、「ジャイアントゲンコツストライク」など技の応酬となったブレイブジャイアントと転生フェニックス男のバトル。「急なロボットアニメが熱すぎた」「転生フェニックス男、かっけえじゃねかよ」など、SNSでは視聴者も盛り上がりを見せていた。
■次回活躍するS級ヒーローはゾンビマン?
童帝は出力最大のミレニアムエンペラーノヴァを転生フェニックス男にしのがれたものの、コチョコチョ虫1号という着ぐるみの弱点を突いた技ありの一手で勝利を手にする。しかし、想定外だった怪人の強さに最終兵器を失い、ほとんど力を使い果たした上での薄氷の勝利であった。
いまだ底知れぬ怪人協会の戦力が示唆された今話。発信機をなくした閃光のフラッシュは迷子で、童帝の通信に応答したのはゾンビマン(CV.櫻井孝宏)だけ。怪人協会のアジトに突入した他のヒーローの安否はどうなっているのか。次回は「不死身の泥仕合」ということで、「泥仕合と言えば強くないけど負けないゾンビマン」など、SNSにはゾンビマンの登場を予測するコメントが上がることに。
なお、主人公サイタマ(CV.古川慎)も久々に登場し、疾風のウィンド(CV.村田太志)と業火のフレイム(CV.たくみ靖明)と遭遇していた。「サイタマ先生、どこに出るのかな」「サイタマのスカッとワンパンチがそろそろ見たいぞ」と、活躍を待ち遠しくしている視聴者の声も寄せられていた。
◆文=鈴木康道


