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ITFジュニアツアー「リポビタン国際ジュニアin愛媛」、男子は藤原友紀、女子は森下日葵が優勝!<SMASH>

ITFジュニアツアー「リポビタン国際ジュニアin愛媛」、男子は藤原友紀、女子は森下日葵が優勝!<SMASH>

「伊達公子×YONEX PROJECT」の一環として実施された「リポビタン国際ジュニアin愛媛 Supported by KIMIKO DATE × YONEX PROJECT」(ITF World Tennis Tour Junior J30)が、2025年12月1日(月)から7日(日)まで、愛媛県総合運動公園テニスコート(愛媛県/ハードコート)にて開催された。

 本大会は、国内のジュニア選手にITFジュニアのポイントを獲得できる試合環境を提供することを目的として発足し、今年で6回目を迎えた。各カテゴリーでは世界を見据えるジュニアたち熱戦を繰り広げ、男子シングルスは藤原友紀、女子シングルスは森下日葵がそれぞれ優勝を飾った。

 男子シングルスを制した藤原は、台湾・高雄でのJ30大会に続く2度目のシングルスタイトルを獲得。決勝では自身の持ち味である「粘り強いストロークでしっかりラリーし、チャンスで前に出る」プレーを発揮できたと振り返り、「もっと上のレベルで勝てるように強みを伸ばしたい」と語った。今後はサービスの威力向上を課題に挙げている。

 一方、女子シングルスはノーシードから勝ち上がった森下は、試合を重ねるごとに強さを見せ、ITFジュニア大会で初のタイトルを獲得した。自身のテニスを「攻めていくテニス」と「リードされても諦めずにしぶとくプレーできる点」と分析し、今大会での成長を今後の土台に、全国大会での優勝を次なる目標に掲げた。
  大会のゼネラルプロデューサーを務める伊達公子さんは、男子優勝の藤原について「我慢強さの中にも攻撃的で、計画性を持てば未来がある」と評価。女子の森下に対しては、準々決勝以降の成長と、決勝戦で追い上げられても「動揺しなかった」精神的な強さを称賛した。

 また伊達さんは、前週の岐阜大会から2週連続開催となった点にも言及。「環境の変化や移動、体調管理など難しさはあるが、プロを目指す上で必要な経験」と連戦の意義を強調した。前週優勝した大垣が初戦で敗退した例を挙げ、コートへの適応や食事を含めたコンディション管理、ケガのコントロールなど、最高のパフォーマンスを引き出すための“ピーキング”の重要性をジュニア期から学ぶ必要性を説いた。

 国内ITF大会が増える中で、伊達さんは「大きな絵を描いた上で、国内・国際大会をどう組み合わせるかという戦略的な計画性を持つことが求められる」と指摘し、自己マネジメント能力が将来につながる重要な資質だと言う。

 さらに、6年目を迎えた愛媛大会について、男子ATPチャレンジャーを含めた運営実績と協力体制を高く評価。今後はJ60への昇格に強い期待を寄せ、「グレードアップは日本人選手の競争の質を高めるメリットがある」と述べ、ITFへアピールしていく方向を示した。

◆女子シングルス決勝結果
〇森下日葵  7-5 6-3 笹木舞 ●
◆男子シングルス決勝結果
〇藤原友紀 7-6(6) 6-3 天野雄太 ●

◆女子ダブルス決勝結果
〇中原萌/西川桃絆  7-6(5) 6-2川島瑠莉/笹木舞●
◆男子ダブルス決勝結果
○大垣心太郎/山口慶二 7-6(6) 6-3三好碧生/柏木捷太郎●

構成●スマッシュ編集部 取材協力:ヨネックス

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配信元: THE DIGEST

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