【令和無人ビジネス闇5】
AIやセルフレジの氾濫で人類が仕事を失う一方、駐車場にアパレルにレンタルオフィスと補助金も抜群に通りやすい無人ビジネス界隈が隆盛を極めつつある。参入できるのは今しかない!! そこで先輩参入者に、無人ビジネスの実態を聞いてみた。
名目は「撮影用マネキン」
近年のスマホカメラや写真アプリの高性能ぶりは凄まじい。これにより、雑誌のインタビュー写真から風俗店の指名写真まで、編集者やスタッフが簡単に済ませてしまうことも当たり前になった。
そんな年々仕事が激減するブロカメラマンたちの中には、自身が経営する撮影スタジオを貸し出すことで、どうにか糊口をしのいでいるという者も少なくない。
「経営当初はコスプレイヤーたちが利用してくれたのですが、なかなかリピーターが付かないんです。同じスタジオで撮影してるのが、ファンや同業者にバレるのは面白みに欠けるらしくて。
そこで、『撮影用マネキン』と称してラブドールを貸し出したところ、これが評判になりまして。当然、男性客が単身で借りて利用するわけですが、それをこちらで清掃する場合の費用は5000円。マニュアル通りに自分で片付ければ(清掃費)無料ですので、ほぼ9割の客はこちらを選んでくれますね」(プロカメラマン・49歳)
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クレームも皆無
ラブドールの局部は着脱式のため清掃も難しくなく、このシステムによって無人経営が可能に。今ではほぼ現場に行くこともないが、利用者たちは自分の彼女のように商品を大事に扱ってくれるため、これまで「前の客の体液が垂れていた」などのクレームもないという。
撮影目的と違い、こちら目的のリピーターが増加中なのはなんとも皮肉な話だが、背に腹はかえられず。ちなみに、風営法に抵触する可能性も否めないため、もし同業者がアイデアを拝借される場合は、自己責任にて営業に踏み切っていただきたい。
「週刊実話 ザ・タブー」2026年1月9日号より
