『SUNNY VOYAGE 2025』富山・ボルファートとやま(2025年12月14日)
○マサ北宮&杉浦貴&タダスケ&政岡純vs清宮海斗&アレハンドロ&カイ・フジムラ&晴斗希×
富山(砺波市)出身のマサ北宮が“ザ・チェアマン"として初の地元凱旋。メインでALL REBELLIONを無法撃破して地元に"チェアマン節"をとどろかせた。
黒く染まってから初の地元マット登場となった北宮。杉浦&タダスケ&政岡とのALL REBELLIONカルテットでメインイベントに登場し、清宮らALL REBELLION勢と激突した。
地元と言えどセコンドについためんそーれや新人の高橋を暴行して入場し、ブーイングを浴びた北宮。先発を買って出ても、いつものように暴走ファイトを展開する。だが、清宮がドロップキックからネックスプリングで立ち上がると、負けじと北宮も普段見せない華麗なドロップキックからヘッドスプリングを披露。これにはブーイングを送っていた観客からも歓声が巻き起こった。
その後もラフファイトと重厚感溢れる攻撃で存在感を発揮。清宮とは一騎打ちさながらの攻防を繰り広げて、地元をヒートアップさせる。終盤になると、晴斗希の猛攻を浴びたものの、ヨシ・タツがレフェリーのカウントを妨害して無法地帯を作り上げると、一気にT2000Xペースへ。ヨシ・タツのトンファー攻撃、杉浦のパイプイス攻撃がさく裂すると、北宮は晴斗希をパイルドライバーで突き刺し、ストラングルホールドγに捕獲。あっと言う間にギブアップを奪った。
“チェアマン流"で無法締め。地元でも場内がブーイングに包まれるなか、マイクを握った北宮は「富山の“大市民"ども。マサ北宮が帰ってきてやったぞ! 今日もALL REBELLION相手にな、正々堂々真っ向勝負での完全勝利を飾ることができた。てめえらのマヌケな応援のおかげだ。どうもありがとう」と故郷を持ち上げてブーイングを歓声に変えてみせた。
一方でさみしい客席を見渡しながら「空席ありすぎだよ! もう少し頑張れよ、お前ら。こんぐらいのキャパの会場埋めないとな、俺たちオマンマ食い上げになっちゃうからな。次は数少ない友達2人ずつ連れてまた観に来い。わかったか?」と地元民に得意の“選手会長命令"を発すると、最後は「今日は帰ってまずい酒でも飲んでくれ。I'm the chairman! ハッハッハハハ!」と富山の闇夜に不気味な高笑いをとどろかせた。
【北宮の話】「おい、空席目立ちすぎだよ、富山。気合いが足らんな。あとな、(WRESTLE)UNIVERSEでも、ABEMAでも放送なしってどういうことだ、このヤロー。ただのハウスショーで終わらすわけねえだろ、このヤロー。もう少しやる気見せろ。そうしたら、富山の大市民どももドッと会場にやって来るからよ。頼むぜ」
【清宮の話】「(晴斗希に肩を貸してコメントスペースに現れると)おい、TEAM 2000X! お前ら凶器ばっか使ってんじゃねえ! このヤロー。それに、グッドブラザーズ。てめえら今日来てねえじゃねえか、このヤロー。ああ、クソ」
【試合後のアレハンドロ&カイ】
▼アレハンドロ「ああ、クソ。あんなやり方は好きじゃない。僕たちはALL REBELLIONのやり方で必ず勝つ。そして、正式に決まった日本武道館」
▼カイ「2026年、1・1元日からジュニアタッグはアレハンドロとカイ・フジムラで必ず引っ張っていくからな。絶対獲ろう」
▼アレハンドロ「よし、かき回すぞ!」
▼カイ「よっしゃあ!」

