3歳牝馬エンブロイダリーの初海外遠征は11着に終わった。道中は外目からの追走で、問題なく追走しているようにも見えたが、直線に向いたところでは手応えがなかった。本来の末脚は発揮出来ずに見せ場なく後退。世界の強豪の壁は高かった。
11着 エンブロイダリー
C.ルメール騎手
「バックストレッチではソウルラッシュの後ろを追走しましたが、最後のコーナーにかかるところで脚がなくなってしまいました」
森一誠調教師
「ちょっと出負けした感じでしたが、ポジションを取る選択もあった中で、一段下げて外目の馬場のいいところを走らせたのかなと思います。手応えもよく走れていましたし、直線でもうひと伸びしてくれるかなと思いましたが、外の馬に来られてからは手応えもなくなって、残念な結果でした」
レース結果、詳細は下記のとおり。
現地時間12月14日、香港・シャティン競馬場で行われた第7R・香港マイル(G1・3歳上・芝1600m・1着賞金2016万香港ドル=約4億円)でZ.パートン騎乗、ヴォイッジバブル(せん7・P.イウ)が勝利した。2着に日本馬のソウルラッシュ(牡7・栗東・池江泰寿)、3着にレッドライオン(せん6・J.サイズ)が入った。勝ちタイムは1:33.47(良)。
日本馬、C.ルメール騎乗のエンブロイダリー(牝3・美浦・森一誠)は11着敗退となっている。
【香港マイル】C.デムーロ「勝ち馬が本当に強かった」ソウルラッシュ、ラストランは2着
ヴォイッジバブル、ソウルラッシュの一騎打ち

香港のスターホース、ヴォイッジバブルが連覇を達成、ゴール前で日本のソウルラッシュをねじ伏せた。番手で立ち回ったヴォイッジバブルをソウルラッシュがピッタリとマークする展開に。直線では一旦ソウルラッシュが先頭に立つ場面もあったが、ラスト100mから驚異的な差し返しを見せて先頭へ。ねじ伏せるように前へ出て見せた。日本のソウルラッシュはこのレースがラストランだったが、惜しくも2着。二冠牝馬のエンブロイダリーは11着に敗れた。
【全着順】
1着 ヴォイッジバブル
2着 ソウルラッシュ・日
3着 レッドライオン
4着 ドックランズ
5着 ギャラクシーパッチ
6着 マイウィッシュ
7着 パッチオブテタ
8着 ビューティージョイ
9着 プレイフォーマー
10着 ボーバティエ
11着 エンブロイダリー・日
12着 ザライオンインウィンター
13着 サンライトパワー
14着 コパートナープランス

