
バルセロナ移住から8か月、大久保嘉人のスペイン語習得度は?「難しいっすね」と苦笑いも「超楽しいっす。東大行けたんちゃうかなと思うぐらい勉強してる」
12月14日に柿谷曜一朗氏の引退試合がセレッソ大阪の本拠地で行なわれ、OSAKA PINK(柿谷氏の古巣C大阪ゆかりのチーム)とOSAKA BLUE(ガンバ大阪ゆかりのチーム)が激突。主役の柿谷氏が決勝点を含む2ゴールを挙げ、前者が4-3で制した。
真剣勝負が繰り広げられ、見どころ満載となったなか、大きな笑いが生まれたのが41分だった。香川真司のクロスに大久保嘉人氏がフリーで反応。「あとは流し込むだけ」という状況でヘディングシュートを放つも、枠の左に外しまった。
その瞬間、大久保氏と柿谷氏は同時にピッチに倒れ込み、OSAKA PINKの監督を務めた西澤明訓氏は、両手を広げてリアクションした。
相手のDF昌子源と安田理大氏に起こしてもらった大久保氏は試合後、「俺の引退試合じゃないから、俺が取ったらダメなんすよ」と声高らかに主張。計算通りだったと伝え、再び笑いを誘った。
「あのヘディングも外すの難しいから。『どうしよう...』って思って。普通にジャンプしたら、バーンって触るだけで入れられるじゃん? まじ難しいからホッとしたよ。外れてホッとした。『良かったー』って。やっぱ、曜一朗が決めないとさ。俺が(おいしいところを)持って行ったらダメだから」
大久保氏はさらに、香川のクロスボールに対して、こう注文をつけた。
「球が高いんだよ。現役の球を出してくるから。現役の球を出したらダメなんすよ。やめてもう4年経ってるから。だから下で来るかなって思ってたのね。現役はやっぱ上で来るから」
J1史上最多191ゴールを記録した43歳のレジェンドは、2021年にC大阪で現役を引退。そして今年4月、家族でスペインのバルセロナに移住した。現地の語学学校に通う現在は、サッカーを「全然していない」という。
「アキさん(西澤氏)に『嘉人もう変わるか?』って言われたんですけど、『いや、こういうことがないと運動しないので、足がつるまで出してください!』って。『あと15分見るわ』って言われたから、『20分見てください』と伝えました」
20名程度の多国籍のクラスメイトと共に、スペイン語を学ぶ日々。難しい戦いを強いられているようで、「難しいっすね。言葉が出ない」と苦い表情を浮かべた。
「聞き取りはできるんですけど、言いたいことが出ない。『それは慣れ』って言うんですけど...。耳にはもう入ってきます。『この時、何(の単語)を使ったらいいんだろう?』みたいな。子どもの方が(習得が)早いですね。(当初は)俺の方が喋れてたのに、(子どもたちも)現地の学校に行ってるから普通に喋ってる。結構喋ってムカつくんですよね(笑)。負けられないね。この年になったらすぐ記憶がなくなるから、『あれなんやったっけ』って。10回ぐらい同じ単語を引かないといけないから大変です」
ただ、努力家の大久保氏は「超楽しいっす。マジで(もっと前から)勉強しとけば良かった。勉強してたら東大行けたんちゃうかなと思うぐらい勉強してるから」とも口にした。兎にも角にも、異国で充実したセカンドキャリアを送っているようだ。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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